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『今にも削除したくなるような自分語りを:エピソード3便覧 竹谷の体重メインで振り返るミリアッシュ・マイナス』

前回の記事は、驚くほど多くの方々に読んでいただきました。

恥ずかしい気持ちが大きくも、同じくらい嬉しかったです。この場を借りて、改めて御礼を申し上げます。本当にありがとうございます。

今回はエピソード4への箸休めとして、エピソード3の時間軸の竹谷がどれくらい太っていたかということなどを、写真とともに振り返ろうと思います。

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ニートをしていた27歳の頃、90キロ超の竹谷です。きっとお腹がすごいなとお思いではないでしょうか。

トルコへ姉と旅行していた折、寄ったデパートのようなところで別にトルコ特産でもないバターコーンを「悪くない、悪くないね」と貪っているワンシーンです。ゲーム『DARK SOULS』で例えるなら、貪食ドラゴンです。

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今でならタピるレベルにフォトジェニックなシチュエーションでも、余すところのない肉と脂でこの始末。

ひとは外見じゃない、という名言を楯に、食欲の奴隷そして砂糖漬けの日々でした。外見は内面の一番外側、とはよく言ったもので、体型も面構えも緩々で甘々なシュガー野郎でした。

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こちらはトルコのねこです。トルネコって竹谷は呼んでいます。

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前社に入社した少し経った、28歳くらいの竹谷です。85キロです。マンガ『進撃の巨人』のTシャツを着て恰好つけていますが、どう考えても太った奇行種の1.7メートル級巨人です。眼鏡を外せばかっこよく映るとでも勘違いしていたのでしょうか。

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有無で言えば今も有るとは思っていないのですが、当時の服装のセンスときたらまったくひどいものでした。また、歯牙にもかからない情報ですが、実は眼鏡をかけ始めたのは25歳からで、人生の比率で言うと眼鏡キャラ歴の方が浅いのです。

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一方その頃、の弊社副社長の杉山剛すぎやまごうです。彼は昔も今も爽やかですね。この写真は、たぶん弊社取締役寺井友志てらいともゆきが前社へ加入してきた時の歓迎会だったように記憶しています。

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杉山は、半年先に前社へ入っていた先輩だった。とはいえ先輩風を吹かされたことは一度もなく、気さくでよく笑い、謙虚で丁寧で、泥酔すると帰路が不覚になるような好青年だった。朝まで歌い踊り明かそうぜ、と誘われた新宿のカラオケ館にて、開始数分後に微笑みながらご就寝なさっていた杉山の天使のような表情は、仕打ちこそ悪魔的であれ今も忘れられない。
(『今にも削除したくなるような自分語りを :エピソード3 ミリアッシュ設立』から引用)

隣でピースしているのは当時の同期で、このあと杉山を追うようにして眠りにつきました。竹谷はご就寝された杉山を一瞥・撮影してから、朝までゲーム『真・女神転生IV』をやって過ごしました。カラオケに誘ってきたのは杉山なのに。

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80キロくらいの竹谷です。数少ない知人の結婚式に呼ばれた時のものです。なんで決まらないのに決め顔するんですかこの人。

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2年経って70キロとなりました。29歳です。同僚の結婚式で乾杯の音頭を任された時のものです。眼鏡もアンダーリムから変えました。経営管理部の部長として、生き方を悩み始めた時期もこの辺りからです。眼が死んでいて、なんとなく表情から生気を感じられないのも、精神ソウルジェムが色々と濁っていたからだと思います。

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その頃の杉山です。ゆっくりと近づいてきます。

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ミリアッシュ設立の半年前の竹谷です。パーティーピーポーデビューに失敗したような雰囲気が醸されていますが、内心では前社へ居続ける意味や自らの人生について考え、締め付けのきつい豪奢な帽子に覆われた頭の中を独立という単語が徘徊しています。

この写真は、従兄弟の結婚式に親族代表としてインドネシアへ行き、伝統的な王族の姿を纏った時のものです。式場へ来る老若男女すべてに握手をするという謎の役割でしたが、家によってはムスリムの戒律が厳しく、「異性に触れるのダメ絶対」みたいな女の子もいて、握手のひとつひとつに空気を超読むインドネシア王族風味の埼玉県民がそこにはいました。ちなみに、従兄弟も彼の嫁も日本生まれの日本人です。なぜインドネシアで挙式したかは、そこまでやんごとなき理由でもないので割愛させてください。

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一方の寺井と杉山です。過去の写真を漁っていて気付いたのですが、なかなか2人だけで写っているものがなく、希少です。まさかこの半年後に竹谷と会社を作っているとは、思ってもいなかったのではないでしょうか。本当にありがたいことです。

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ミリアッシュの登記も無事に終わり、前社で残務を処理しながら、ミリアッシュをミリアッシュとするために動いていたころです。会社が無事軌道に乗ることを願ってカラオケへ行きました。杉山が絶唱しているのは『おジャ魔女カーニバル』か『恋愛サーキュレーション』だと思います。

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2017年3月17日、前社での仕事も無事に終わり、ミリアッシュが初めて本社としての機能を持った日です。備品が全然揃っていませんが、とにもかくにもゲームだけはできるようにしました。

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この後の3人は、皆さんのご存知いつもの3人です。設立日に撮影した写真で記事を結べればいいんですけど、そういうものこそ撮っていないのがなんとも竹谷らしい抜け方ですね。なぜ猫の写真を取り出したのかというと、設立日(2017年2月8日)に唯一撮影したものだからです。トルネコからもお察しいただける通り、竹谷は猫が大好きです。そして大の猫アレルギーです。運命のバランスというものはどうしても皮肉めいていて、猫をもこもこできないのは悲しい定めですが、アレルゲンは諦念とともに受容していくしかないのです。

しかし、猫はもこもこできずとも、信頼できるひとたちと会社を立ち上げることはできました。その対価が猫アレルギーなのだとしたら、安い等価交換だなと思います。

ミリアッシュの写真は、エピソード4の後にでも。

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2021年10月5日追記:

「太ってた頃の写真、もっとないの?」

そう訊かれることが幾度とあり、探したら見つかったので追加します。太い竹谷の妙な需要に困惑しますが、これらの画像が誰かを元気にするなら、太っていてよかったとも思います。

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トルコの大自然を浴びています。状況が落ち着いたら、また行きたいと思います。すごい良い国でした。

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バターコーンを食べたあとです。満足げな顔をしています。

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トルコ風ピザこと「ピデ」を頬張っています。こうして90キロは作られていきました。

心技体は、本当に大事です。この写真を戒めに、日々鍛えていきます。

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