【購入本紹介】新しい月に読む本、手に取った本を紹介します
新しい月になったら新しい1冊。
芥川賞も終わって、8月になりました。
今月読んでいくために手に入れた本を紹介します。
それでは。どうぞ。
「デッドライン」、「オーバーヒート」(著:千葉雅也)
まずは「デッドライン」と「オーバーヒート」で、著者は千葉雅也さん。
今回の芥川賞にノミネートされた「エレクトリック」がエモくて面白かったので。「エレクトリック」を含む千葉さんの小説は一連の三部作で、「デッドライン」が第一作、「オーバーヒート」が第二作となっています。
「エレクトリック」に登場したキャラクターの中でも、特に興味を引いたキャラクターKが、この二作でも登場するとのことで、その点が読むのが一層楽しみです。
SPUNK(著:新井英樹)
「ウチら今日から女王様だよ」
この作品はSMの世界を描いた漫画で、主人公は新人の女王様カンナ。描かれるのは、SとM、つまりサドとマゾと呼ばれる明確な立場が対立する世界の物語。
これまで自分が触れてこなかったテーマを探求したく、この本を選びました。SとMの立場が入れ替わる瞬間がエモい。
「あなたの愛人の名前は」(著:島本理生)
この作品は、YouTubeで初めて知った1冊。
声優の神谷浩史が、島本理生の小説『あなたの愛人の名前は』の一節、「氷の夜に」を朗読する動画。その動画のサムネイルをクリックし、再生ボタンを押すと、淡々としたリズムが、疲れていた頭の中に優しい文学の世界を流し込んでくれた。
その体験から、耳だけでなく目でもこの文学を味わいたくなり、この1冊を手に取ることにしました。
今回紹介した書籍も読んで、このnoteで紹介していきます。
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AIを使えばクリエイターになれる。 AIを使って、クリエイティブができる、小説が書ける時代の文芸誌をつくっていきたい。noteで小説を書いたり、読んだりしながら、つくり手によるつくり手のための文芸誌「ヴォト(VUOTO)」の創刊を目指しています。