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法人設立の手順 | まいぷれ創業支援

初めての「法人設立」。登記手順は?考えるべきこととは?……などわからないことが多く出てくると思います。「法人設立は最短1週間で出来る?」といった情報も出てくる中、実際にはどんなステップで進行していくのかを解説します!

こんにちは。まいぷれ本部(株式会社フューチャーリンクネットワーク)の田口です。

弊社では「まいぷれ運営事業」を通じて新規創業される方々の支援をサポートしています。その中でもご質問をいただくことの多い「法人設立」について説明していきます。


<参考:まいぷれの創業パートナー紹介>


それではさっそく登記までのステップについて説明します。
大きくわけて下の5つのステップをおさえましょう!

  1. 会社概要を決める

  2. 印鑑をつくる

  3. 定款作成

  4. 出資金を払い込む

  5. 法務局へ登記申請

1.会社概要を定める

まずは「どんな会社をつくるか?」を決める必要があります。
設立するのが株式会社か合同会社かによって必要項目の差は多少ありますが、下の項目を考えていきましょう!
(合同会社のほうが決めるべき項目は少ないです)

<定めるべき項目>
・目的
まず最初は「何を行う会社なのか」という目的です。どんな事業をやりたいか?何のために法人化をするのか?など考えるところから出発します!
事業実施にあたり資格が必要な場合、会社定款に書いておく必要があるため最初に考えられるだけのことは盛り込んでおくことをおすすめします。

・社名(商号)
・住所(本店所在地)
・設立予定日(=登記申請日)
このあたりはあまり説明がいらないかもしれません。
ぜひ、思い入れのある社名を設定しましょう!
なお、他社の商標に抵触してしまうなどするとトラブルになりかねないので事前に確認する必要があります。また他社と混同されることを避けるためにも、同地域内で類似社名がないかどうか調べておけると良いでしょう。

・資本金
「1円でも良い」とは言われるものの、数か月分の運転資金を考慮して設定するのが良いです。
資本金が1000万円を超えると税金の負担が大きくなってしまうことがあるので、その点はご注意ください。

・(株式会社の場合)株数
設立時、株式1株あたりの金額については自由に決めることができます。
(1株あたりの金額)×(株数)=(資本金)となる計算です。一般的には、1株1万円、もしくは5万円と設定することが多いですね。
なお、株式に関しては譲渡制限などの話もありますが、この記事では割愛します。

このほかにも、事業年度(決算期)をどうするか?役員報酬額をどう設定するか?なども検討ポイントのひとつですね。
役員報酬の設定については「創業手帳」さんの記事で詳しく紹介されているのを見つけたので、「いざ創業するぞ!」という段階の方はぜひご覧になってみてください。

2.印鑑をつくる

通常、会社設立の際には代表者印など、法人印鑑を準備します。登記時以外でも必要な銀行印、角印などセットで発注することも多いですね。

インターネットでの注文も可能ですし、まちの印鑑屋さんへ注文することも可能です。素材や業者によって値段は数千円~十数万円までピンキリですので、複数見比べたうえで手配するのが良いですね。

また、法人設立まわりを司法書士や税理士に依頼する場合は印鑑手配もまとめて発注できることが多いので、ぜひ相談してみてはいかがでしょうか。

3.定款作成

上記会社概要をもとに、「定款」を作成します。紙で作成する形式、PDFファイルの電子定款形式とありますが、最近は電子定款のほうが多く耳にします。
※紙定款の場合は収入印紙代(4万円ほど)が必要となります

3-2.(株式会社の場合)定款認証

株式会社の場合は、「公証役場」での定款認証を受ける必要があります。当日スムーズに認証を受けるためには、事前に訪問日時確認のうえ、郵送などで定款を確認してもらっておきましょう。
また認証手数料5万円など費用がかかりますので、こちらも準備のうえ訪問することが必須です。

4.出資金を払い込む

登記前では法人名義の口座はまだないため、発起人個人名義の口座にまとめて出資金を振り込みます。

5.法務局へ登記申請

最後は法務局での登記申請です!
ただその申請日に手続きが完了するわけではなく、登記簿謄本の取得などまで少し時間がかかります。
おおよそ10日で登記完了です!


最後までご覧いただきありがとうございます。
今後も起業・新規事業にまつわる情報や、実際の起業家エピソードを紹介してまいります。

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