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夢を叶えることが幸せではなかった


どうしたら幸せに繋がるのか?
ということが、
私たちの悩みの根底にはあると思う。

私は学生を辞めて、夢も叶わず、
挙げ句の果てに20代半ばのニートになってしまった。
日々やることも限られていると同時に、
落ち込んでいた日々から時間が経ち、視界が広がってきたから、そんなふうにいろんなことを時間がある限りたくさん考えている。

私自身もたくさん悩む。
今日も洋服屋でどっちの色にしようと悩んだ。
美容室でも髪型について悩んだ。
幸せを選択するために悩んでいたな……
と今日1日を振り返り思う。

では、幸せになるためにはどうしたらいいのだろう。
私はこのニート期間を経て、
とうとうこの答えに気付いてしまったのだ。

今まで幸せになりたいと強く願った。
そのためにも、夢の実現に向け、
自分なりにアクションしてきた。

私のの読むどの本にも夢を叶えるためには
行動を起こし、習慣化することが大事。
そんな類のことがたくさん書かれていた。
その通りに、できるだけしてきたと思う。

けれど、今になって、
そんなことなかったなと思う。

私は、夢を叶えることが幸せだと思っていた。
数年前の自分は本気でそう思っていた。
ずっと自分の中にある夢に固執していた。
専門職を持つことが立派な大人だと、
本気で信じていたから。
この考えに固執していたんだと思う。

自分なりの紆余曲折があって、
結局その夢は叶わなかった。

もちろん叶えられなくて絶望した。
でも、ひとつだけ得た教訓。
夢=幸せ ではなかったということ。
たったひとつのことだけど、
この経験のひとつがこの先どんなことよりも
私の背中を押してくれると思う。

祖母が育てた野菜で食べるご飯が美味しいこと。
祖父が作ったお米が世界で一番美味しいお米だということ。
幸せを教えてくれて、そこに必ず導いてくれる家族と友人がいること。
足元に咲く花がこんなにも綺麗なこと、
本当は知っていたのに見て見ぬ振りをしていたなと思う。
立つ場所は少しずつ変わっていても、
環境は何一つ変っちゃいないこと。
夢=幸せと思える本ばかりが目の前に並んでいたのは、
私の視界がそこしかなかったから。

今となってはそれで良かったと思う。
失敗……ではないけど、
計画通りいかない人生が予想もせず楽しい。
あまりにも楽しくて毎日幸せ。

たくさんの本を読んできたけど、
これからは偏りつつも、偏りすぎず、
いろんな本を読みたいし、
当たり前のように周りに感謝していたい。


ちなみにこの記事に貼った画像は
私の祖父が姪に書いてあげたアンパンマン。
(姪からみたら曽祖父になるのか……)
幸せってこういうこと。
きっと形を変えるものだけど、今の私はそう思っています。

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