芸人オタクの芸人が死ぬルート

注文した「まるごと 腐女子のつづ井さん」が届いたので一気に読んだら、自分の中のオタク濃度がぐわ~~~と上がって今日はずっとオタクでした。昔から「腐女子彼女」とか「となりの801ちゃん」とか読んだ後こうなってしまうので僕はオタクの人が書くエッセイ的なものにすごい影響されて生きている。(今思い出したけど中学3年生の時痛オタクすぎて完全に浮いてしまったんですけど、それは「腐女子彼女」を教室で堂々と読んでいてそれをクラスメイトにツッコまれて「へ、へへ・・・」しか言えなかった事も関係ある気がしてきた)

ニコニコと読んでいたのですが、作中で「推しカプ」という言葉が頻繁に出てきて、「推しカプ!そういうのもあるのか」とオタクのゴローさんになっていっちょ推しカプを探す旅に出ますかとずっと旅に出ていたので羅列しようと思ったけど解釈違いなどで怒られるの嫌なので割愛します。ずっと考えていました。(シャニマスとデレマスばかり)

多分定義は違う気がするのですが、その流れで好きな二人組をどんどん考えて「あーこれも好き」「この二人の良い二次創作の漫画があったんだよな」とニコニコしていたのですが、急に一番自分が好きな二人組のジャンルに気づいてしまいました。



↓キモくなるよ




僕が一番好きな二人組って、お笑いのコンビではないだろうか・・・・


これに気づいたとき「あっ」と言って完全に思考停止してしまいました。

カップリングとは違うので(なぜならコンビだから)推しカプという枠には当てはまらないのですが最もオタクとしての血が騒ぐ二人組はお笑いコンビ!だ!!正確には今大好きな二人組の音楽ユニットもあるのでそれも入れてほしいけど!!まあほぼほぼコンビ!!これに決まり!!

と僕の中で決着がついたと同時に、自分が芸人であることに気づいてかなり落ち込んでしまいました。


芸人になった時点でその好きなコンビ芸人も”先輩”という事になり面識もないのに先輩後輩という関係になってしまうと、このオタクとしての「好き」という気持ちは邪魔になってしまう、という、業。

助けてください・・・・

憧れが強すぎると同じ土俵に立った時やりづらいとか(今僕は神格化しているほど好きなお笑いコンビが二組いるのですが、共演なんてなってしまったら「あわあわ・・・」しか言えないです)プロとしての自覚が足りないとか、色々理由はわかるのですが、芸人になったら自分の中にある純粋な「好き」という気持ちにすら蓋をしなければいけないのか・・・と思うと本当に泣きそうになってきたというかこの文章書いて泣きそうになってきた。俺は可哀そう。

芸人が好きで芸人になったって言うのに芸人になったら好きと言ってはいけないのでしょうか・・・・?


という気持ちをぶつけたエッセイが発売中👍

というCMも挟みつつ


最近の悩みは好きな人と距離が近くなりすぎてしまっているという問題です。

いえ、僕が悪いんです。勝手にしろよって話なんですが。

僕は芸人になる前から色々なお笑いライブに通っていて、特に好きな界隈というか何となくこの人たち共演しているの多いよね~通っちゃうよね~という感じで見終わった後は「は~~~好き・・・」と言って日高屋でタンメン食べて帰る生活を送っていたのですが、芸人になってからその「は~~~好き・・・」と言っていたような人たちと普通にライブで一緒になったりして、何なら話しかけてくれて、挙句の果てにネタを見てくれて「行き過ぎたファンサ」と真顔になってしまう事も増えてきました。

うまく言えないのですが、本当に「は~~~好き・・・」で純粋に売れてほしいと思っている人たちが、僕が芸人になることによって「芸人仲間として売れてほしいと思っている」みたいなそういう奴になってしまっているという事が少し違和感あるというか、「お互い頑張ろうぜ」みたいな感じで接してくださると「いえいえ私の事は気になさらずに\\\」と気が引けてしまうのでずっと感情の置き場が難しいです。

単独ライブ見学オッケー!!!と言ってくださる方も多く、これは逆に「見学させてください!!と言わないと失礼だ!!!」と思い歯を食いしばりながら「あ、あの、、け、見学を・・・・」と言える時は言えるのですが、マジで全然言えないときの方が多く普通にチケットを買ってしれっと列に並んで「え??」という顔をされたりもします。あの時の顔、一生慣れないんだ。

多分一生無理です。

俺の中の「芸人」を殺すか「オタク」を殺すかどちらかしか道はない


頂いたサポートでドトールに行って文章を書きます