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僕がデュエリストを辞めた日


こんにちは みょーです。

僕の世代はみんな大好き遊戯王についてのお話です。と言うのも、ゆのまるさんの記事でよく遊戯王のお話が出てくるから書きたくなったのです。このタイトル面白くて嫉妬しました。


ということで、今日は僕の遊戯王の思い出と辞めちゃった理由をまとめますが、僕は身を削って皆さんを爆笑の渦にぶちこんで腹筋をねじり切ってやろうと思います(ハードル上がっただけ)



では、デュエル!



贅沢な誕生日プレゼント


僕は三人兄弟の末っ子で、ゲームが好きな兄と絵が上手な姉がいます。つまり母は子育てに慣れていました。

母は僕を連れて買い物に行った際、いつも「好きなもの一個だけ買ってもいいよ」と言いました。そうすると子どもは「アレ買ってー!」と喚かなくなるんだそうです。母ちゃんの知恵スゲー


そのため、僕はオモチャが欲しいと駄々をこねる同世代の子どもを「バカやね~あの子」と罵るクソガキに育ちました。泣き叫びながらデパートの床を這いずり回る男の子を見下していたこと、今でもハッキリと覚えてます。

ただ良いところもあって、僕はちょっと高めの大きなオモチャよりも、100円の小さな人形を集めるのが好きでした。お金がかからないという点では良い子です。でも誕生日だけは特別でした。僕は「いつもより高いおもちゃを買ってもらえるチャンス」と思っていました。大体はゲームでしたけども


確か僕が小学校低学年で迎えた誕生日だったと思います。どのような経緯かは忘れましたが、僕は母と当時の親友の三人でデパートに行きました。

ほとんど覚えていませんが、確か誕生日プレゼントを買ってもらうためにデパートに行ったはずです。でも僕は欲しいものが決まってなかったんです。


そこで選んだのが遊戯王カードのボックス。簡単に言うと150円でカードが5枚封入されているパックのまとめ買いです。たくさんパックを買ってもらえることは、いつも「一個だけ」と言われている僕にとっては贅沢なことで、今でもそのワクワクを覚えています。

恐らく、母は僕の親友に気を使ってこれを選んだのでしょう。買ってもらってから「ちゃんと○○くんと分けるのよ」と言われてガッカリしたことを覚えています。なぜなら小さい頃の僕ってめちゃくちゃケチだったんです。


だから僕は「キラカード出たらちょうだいね!誕生日だから!」と親友に言いましたが、親友は「もちろん!」と言ってくれました。優しい!(親友はその後、ひとんちのポストに石を詰め込むという天才イタズラ少年へと成長します)


そんな僕の心の狭さをカードの神様は見ていたのでしょう。当たったキラカード(珍しいやつ)は『封印されし者の右足』と『進化の繭』でした。

コチラの画像はTwitter等から借りました

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ハハッ



学生時代の遊戯王


それから僕は中学、高校、専門学校と進学していきますが、定期的に遊戯王ブームは来ました。

高校二年になった時、同じ中学の後輩から「みょー君は遊戯王が強いってウワサ聞いたことある」と言われました。嬉しくねえ~


ちょうどその時代って「オタクかっこ悪い」みたいな年齢でしたので、ほどほどに集めてたと思います。そしてその頃だったと思うのですが、僕はある種族のカードが気に入りました。それが『アンデット族』です(アンデッドじゃねえのか)

コチラの画像は公式サイトから

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僕はいつも何が当たるか分からないパックを買っていましたが、強いカードやレアなカードに縁がありませんでした。運が悪かったんです。

そんな僕が買ったパックから、たまたま強いカードが出たことがありました。それがこの『ゾンビマスター』です。レア度はボチボチですが、アンデット族の中心となって活躍するカードでとても強いんです。

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アンデット族はその名の通り『不死の者』がテーマです。要はゾンビやガイコツです。

僕はホラーが大嫌いなビビり人間ですが、遊戯王のアンデット族はデザインがカッコいいカードも多く、使っている人も周りにいなかったので、『ゾンビマスター』を手に入れたことをきっかけにアンデット族使いとなりました。僕はガイコツのようにガリガリだからピッタリですね!やかましいわ!


専門学校を卒業してからは、仲の良い友達とたま~に「久々にデュエルしてみる?」みたいな一瞬のノリ以外で遊ぶことはなくなりました。しかし、僕が社会人となってから数年の内に素敵なアンデット族が増えていたんです。だからコレクション目当てにちょこちょこ買ってました。メルカリで

それがこんな感じ

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かわいいんじゃ~
あれ?一部アンデットじゃない。まあいいや

でも、僕はいつの間にか「遊び相手いないし、イイ年してカードなんて集めてもなあ」という、なんともつまらない大人になってました。


だから「これを買って、いらないカードをショップに売って引退しよう」と、あるアンデット族のカードを購入したんです。メルカリで

それがこんな感じ

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カッコいいんじゃ~
あれ?よく見たら良いケツしてる。まあいいや

この『ヴェンデット』シリーズの硬派なダークヒーローって感じに心を捕まれたんです。コイツらに僕のデュエリスト人生最後の相棒になってもらおうと思ったんです。ちなみに戦う相手はいません(号泣)



このカードを注文してから数日が経ったある朝、ポストに分厚い封筒が届いていました。明らかに遊戯王カードが入っています。

僕はワクワクしながら開封し、スマホの画面よりもハッキリと見えるカードのイラストを眺めました。


「いやあ~、やっぱりコイツらカッコいいなー!」

「今までのカードと組み合わせてデッキ作ってみるか!」


そうして新しい相棒達を床に置いた時、とんでもないものが僕の目に飛び込みました。


それがコチラ

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トラップカードオープン!
『唐突な逆セクハラ』!!!

一般の20代男性に強烈なダメージを与え、カードオタクへの嫌悪感を植え付けるぜ!!!




このイラストを見た瞬間、なぜか一気にカード熱が冷めて僕のデュエリスト魂は砕け散りました。


硬派なゾンビの裏に仕込まれた軟派なパンチラは人を狂わせる(戒め)




最後に


わざわざ写真撮ったから皆さんお気づきかと思いますが、この“逆セクハラの権化”まだ手元にあるんですよ。何十枚も

ショップでタダ同然に買い取りしてもらえますけど、人としてのプライドまで売ってしまうことになりかねないのでひっそりと捨てるしかないんですが、見たくも無かったのであれからそっと箱にしまって部屋の片隅に封印されてました。『封印されし者のパンツ』です。やかましいわ


この大事件をきっかけに僕のライフポイントが無くなって遊戯王は過去のものとなりましたが、これを機にパンツと向き合って整理しようと思います。中には珍しいものもありますし、手元に残しておきたいカードもたくさんあります。人生が詰まってるんですね~



この逆セクハラ買った人に言いたいんだけど、処分に困って人に押し付けるくらいなら最初から買うんじゃねーよ。

アンデット族よりもゾッとする。やかましいわ



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