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今やってることは、点となり、やがて線になる

スティーブ・ジョブズの、伝説のスピーチをふともう一度見てみた。もう一度見て、よかった。

約15分の中には、名言がたっぷり詰まっている。

特に『点を繋げて線にする』というお話しはとっても興味深くて、史上最強に先の読めない今の時代で、きっと生きていくと思った。



スピーチの一部の内容を簡単にまとめると、


ある日、ジョブズは大学に行く意味を感じられなくなってしまい、退学することにした。

その際、必須の授業を受ける必要がなくなったので、カリグラフの授業を受けてみることにした。

ただ、おもしろそうだからという理由だった。

これが何かの役に立つなんて思ってもみなかったらしい。

しかし、10年後

彼が最初のマッキントッシュを設計するときに、ふとあの時学んだカリグラフの知識が蘇ってきた。

その後、世界初の美しい文字が備わったコンピュータが生まれたそうだ。


「あの時カリグラフを学んでいなかったら、色んなフォントを持ったコンピュータは生まれなかっただろう」


彼は言った。



✳︎ ✳︎ ✳︎



何かを始める前に、将来役に立つのかな?とか、こんなことして、意味があるのかな?って、考えがち。

でも、おもしろそうだな〜と思ってやってみた、いっけん意味もなさそうな何かは点となり、やがて未来で他の点と繋がり、一本の線になることがある。


彼のお話を聞いて、

深く考えずに、好奇心を持っておもしろいなと思うことをあれこれやってみるといいのかもしれないって思った。


自粛期間中に

新しく作った料理

読んだ本

聴いた音楽

勉強したこと

観た映画

描いた絵

考えたこと

作ったもの

友達と話したこと


そんなことが点となり、いつか線として繋がる日が来るかもしれないね!




【スピーチの一部引用】

リード大では当時、全米でおそらくもっとも優れたカリグラフの講義を受けることができました。

キャンパス中に貼られているポスターや棚のラベルは手書きの美しいカリグラフで彩られていたのです。

退学を決めて必須の授業を受ける必要がなくなったので、カリグラフの講義で学ぼうと思えたのです。

ひげ飾り文字を学び、文字を組み合わせた場合のスペースのあけ方も勉強しました。

何がカリグラフを美しく見せる秘訣なのか会得しました。

科学ではとらえきれない伝統的で芸術的な文字の世界のとりこになったのです。

もちろん当時は、これがいずれ何かの役に立つとは考えもしなかった。

ところが10年後、最初のマッキントッシュを設計していたとき、カリグラフの知識が急によみがえってきたのです。

そして、その知識をすべて、マックに注ぎ込みました。美しいフォントを持つ最初のコンピューターの誕生です。

もし大学であの講義がなかったら、マックには多様なフォントや字間調整機能も入っていなかったでしょう。

ウィンドウズはマックをコピーしただけなので、パソコンにこうした機能が盛り込まれることもなかったでしょう。

もし私が退学を決心していなかったら、あのカリグラフの講義に潜り込むことはなかったし、パソコンが現在のようなすばらしいフォントを備えることもなかった。

もちろん、当時は先々のために点と点をつなげる意識などありませんでした。

しかし、いまふり返ると、将来役立つことを大学でしっかり学んでいたわけです。

繰り返しですが、将来をあらかじめ見据えて、点と点をつなぎあわせることなどできません。

できるのは、後からつなぎ合わせることだけです。

だから、我々はいまやっていることがいずれ人生のどこかでつながって実を結ぶだろうと信じるしかない。

運命、カルマ…、何にせよ我々は何かを信じないとやっていけないのです。

私はこのやり方で後悔したことはありません。

むしろ、今になって大きな差をもたらしてくれたと思います。




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