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MacOSをアップデート、アップグレードする時の注意点【Mac_DTM】

アノニマスDTM編集部でございます。

MacOSのアップデート、アップグレードは無闇に行うと今まで使えてたソフトウェアが使えなくなってしまった...という事態を招く恐れがあります。

アップデート:現在のOSのバージョンを最新の状態にする
アップグレード:現在のOSを最新のOSに上げる

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MacOSのMojaveは10.14〜10.14.6までバージョンがあり、仮にあなたのMacOSが10.14.4だとします。それを最新にアップデートしたら10.14.6になります。

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Mojaveから最新OSのBigSurに上げる作業はアップグレードに相当します。

Macは新しいバージョンが更新されると、自動でアップデートされるようデフォルトで設定されてます。

Macをお使いのDTMerさん、特に初心者の人は新しいOSやバージョンが出てもすぐにアップデート・アップグレードするのは控えた方が良いです。

Case1:ProTools

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ProToolsを例に話しますと、AVIDの公式サイトではMacOSのBigSurには対応していないと記載があります。Mojaveで問題なく動作していたのに、アップグレードしたせいで使えなくなった...そんなの嫌ですよね。

ProToolsは他のDAWと違い、バージョンの対応状況に関してもシビアですので使用ユーザーは注意しましょう。(仕事で普段使いしてる人は特に)

Case2:PiaproStudio

PiaproStudioのOS対応状況を見てみると、BigSurとの互換性に関してはまだ動作検証の段階です。

メーカーサイトではBigSurに関するアナウンスが2020年11月12日ですので、そろそろ最新のアナウンスがあっても良い頃だと思いますが、それまではどうしようもないので同環境下で動作検証してるユーザーの記事や動画を参考にする他ありませんね。

Case3:Waves

Wavesは最新のV12ではBigSur(11.2.1)に対応してますが、IntelのみでM1は動作保証外です。

M1に関しては過去記事をご参照ください。

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V9.92より以前のソフトウェアは、V10以降の製品と同じ環境にインストールすることはできません。V9製品をインストールする必要がある場合は、V9.92をインストールしてください。【Media Integration - Waves動作環境 特記事項 - 動作環境より】

Wavesはバージョンによって対応してないOSがあるだけでなく、アップデートによって使えなくなるプラグインも出てきます。古参のWavesユーザーにとってはこの辺りが悩みの種になっている人が多いと思います。

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OSのアップデート・アップグレードを無闇に行うことは危険だとお分かり頂けたかと思います。今まで意識してなかった人はこの機会に改めましょう。

Macの「自動アップデート」はオフにしておこう

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システム環境設定ソフトウェアアップデート

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赤四角のMacを自動的に最新の状態に保つのチェックを外す。黄四角では、特定のソフトウェア(セキュリティ、フォーマット)をアップデート出来ます。

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現状、アップデートの必要がないものはチェックを外す。週1ぐらいのペースでアップデートの確認を行うのがベターです。

システム要件では自分のMac問題ないけど、やっぱりきちんと動くか不安...

という心配性な人は検討してるソフト音源やDAWのトライアルを試すのが一番早いです。(※ソフトウェアによってはトライアルがない場合もあります)

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制作に支障をきたさないためにも、ソフトウェアのアップデート・アップグレードは行う前にメーカーサイトでシステム要件を確認しておきましょう。(もはやDTMに限った話でありませんが...)

iOSやiPadOSのアップデートも要注意!(iPhone,iPad)

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iOSをアップデート後、アプリ開こうと思ったら上のようなメッセージが出て「はあ!?」ってなった経験ありませんか?

あるでしょう。全くひどい話です。

私の場合、有料のパスワード管理アプリがアップデートで開かなくなった過去があります。Macでバックアップを取っていたので虚しい結果には終わりませんでしたが、たくさんアプリを持ってる人はアップデートによって何かしら失う可能性があります。

iOSやiPadOSのアップデートも注意が必要です。

皆さん、気をつけましょう。

AudiostockではBGMを販売しております。こちらもよろしくどうぞ!

以上!

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