№52【2分で読める】日々の暮らしにクスっとエッセイ『忘れるはずなのに忘れられない』
ワタクシ大の占い好き。
雑誌でも、情報番組でも、noteでも見かけたらほぼチェックして、いいことは全面的に信じ、悪いことは念のために用心する。
そして、ほぼ忘れる。
関係者の皆様に怒られる前に、全力で謝らせて下さい。
※
ある日、よく見かける紙面の占いが目に留まった。
それは12種類に分類される占い。それぞれたった3行、20文字ほどのスペースにコンパクトに書かれている。
真っ先にワタクシの占いをチェックした。
「どれどれ」
いい日を期待して一読し、首を傾げた。
「あれ?」
もう一回読み直し、こんどは目を丸くし、さらにもう一回読み返し、しばらくワタクシ固まってしまった。
「なにこれ? どういうこと」
そこにはこう書かれていた。
『一服している年上の方に息を殺して近づく』
「い、息を殺して・・・」
これ占いだよね?
全く意味が分からないので、何が言いたいのか考えてみた。
でも、その言葉に続くのは、どう考えても明るい未来は見えない。
「近づいて~『わっ!』と驚かす?」
それなんかいい方で、どんどん国民的アニメ、少年探偵がちらつく物騒な展開しか思いつかない。
「『息を殺して近づく』必要なんかある? どんな状況それ」
気になって、他の11種類全部読んでみたけれど、ワタクシのが一番意味不明。
分かるように書いて~!
散々悩んだ挙句、自分なりに、こう解釈した。
「きっと今日は意味不明なことが起こる、だから用心しろ、ってことね」
※
幸い、何ごともなく1日はすぎた。
いつもは忘れているはずの占いの内容が、衝撃的すぎて忘れられない。
それにより、しっかりちゃっかりnoteネタになった。
悪くなーい。
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