№131【2分で読める】日々の暮らしにクスっとエッセイ『リコピン』
ある日、近所のスーパーに行ったら、レジのお姉さんがちょっぴりテンション高め。挨拶の仕方もチョコンと首をかしげて
「お待たせしました~」
とメッチャカワイイ。熟練の主婦らしくキャベツに合うサイズの大きめのビニール袋をつけてくれたり、商品がつぶれないように配慮してくれたりと細かな気遣いが好印象。するとトマトのパッケージを見たレジのお姉さん、突然フフっと笑いだしこう言った。
「ここにリコピンって書いてあるんですけど、私、このパッケージを見るたびに『デコピン』と勘違いしゃちゃうんですよね~」
・・・え?
言いそうにない人が言いそうにないタイミングでダジャレ。ワタクシ驚いて全く愛想なく、思わず棒でセリフを返した。
「あーオモシロいですね」
レジのお姉さんの渾身のダジャレのはずなのに、ワタクシとしたことがなんたる失態。とっさに○○ピンが思いつかない。
日常にお笑い文化がある関西とは違いここは非お笑い圏。トマトを買った人にだけに親父ギャクの0円サービス、悪くない。
でも座布団をあげるほどではない。惜しい。
サポートありがとうございます! 迷わずお菓子を大人買いしますよ?怒りません? ありがとうございま~~~す ε=ε=(ノ≧∇≦)ノ