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2分で読める子育てエッセイ№308 『くじ、粘土、サーカスが思い出スイッチ?』

娘が幼稚園に通っていた頃のお話。

『サーカスに行こうよ。面白いよ~』
あの空気感を味合わせたいと娘を連れて、とっても張り切って出掛けただんな。嫌な予感しかしない。

帰宅後、予想通りだんなはちょっぴりションボリしている。でも、娘の方はお土産を買ってもらって、とっても嬉しそう。だったら・・・いっか!

『席が、テントの柱で見えにくかったの~』
と娘が言っていたので、ダンナはそれが不満なのかと思った。

でもショボクレすぎでない?当日券だったらそんなもんだって~

するとだんながこう言った。
『お土産売り場で、娘ちゃんが400円のくじで特賞が大当たり。4000円はする不思議な粘土が当たったのに、これいやだって、ハズレの宝石セットと交換してもらったんだよ。もうガッカリ。』

娘が嬉しそうに手にしていたのは、ハズレの宝石セット。どう見ても100均に並んでいるもの。

だんなのションボリはサーカスの舞台が柱で見えにくい席よりも、特賞を貰わなかった事らしい。


その2~3年度、だんなと娘はおもちゃ屋でその不思議な粘土に再会する。

すると全然覚えていない娘、いつもの通りだんなにおねだりした。
『お父さん!不思議な粘土だって!遊んでみた~い』

珍しもの好きで、子供が興味の持つものに比較的協力的なだんな。
頑として買わなかった。
『もう!!定価の4000円で買いたくな~い!』


「サーカス」「くじ」「不思議な粘土」「しょうもない物」
を見るたび、同じ話を聞かされ大笑いするワタクシ、ショボクレるだんな。

その400円でこれだけ笑えたら、十分でない?

もう、10回くらい笑っとく?

【保存版】note mymymama hanko7


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