2分で読める子育てエッセイ№847『作戦会議』
夜9時に出張から帰宅予定のダンナをビックリさせようと中1の娘と小4の息子と作戦会議。
ポイントはどうやって迎えるか。
1、全員で迎える。
ふつうすぎて・・・ツマンナイ。
2、ふだんいくら言っても時間通りに寝ない子供たちだけ寝て、なにごとかと思わせる。
うん!これいい、とワタクシ思っていたら、
「お土産が楽しみなのに! 絶対に寝ない」
子供たちの鬼クレームにより却下。
3、母のみ寝たふり。
これは小4の息子の案。
「これはいいね! 母はすぐ寝てしまうのでマジ寝ですが」
と子供たちに言ったら
「なんで明日学校のお前たちが寝ていないんだ! 早く寝ろ、ってお父さんに怒られるからやっぱり嫌だ」
と、息子がさっさと前言撤回した。
4、みんなで寝しずまっている。
こんな時間に全員寝ていることってある? ないない。これが一番ダンナは驚くハズ。面白そう~・・・と言っていると異変が。
「ただいま~」
と1時間早く帰宅したダンナ。
ひょーっ!
逆にビックリした我々。
ダンナビックリ大作戦の会議がムダになった。
ちぇっ。
ダンナがご機嫌で袋をゴソゴソ。
「みんな起きてた? ちょうどよかった。これは~お姉ちゃんが好きそうなお菓子、こっちはイチが喜ぶやつ、はいっ、これはお母さん好みだと思うんだよね~」
ひょーっ!
出張中の予備用としてダンナに持たせたお金の大半が、美味しそうなお土産代に化けていた。それにはワタクシ、二度ビックリ。
「これ、お土産代じゃないって言ったよね!」
片道7時間の地への返品は現実的に不可。
仕方ないなと思ったタイミングでダンナが、ワタクシにこう言った。
「帰りの道、俺のお腹に収まらず、無事にお土産が帰ってきたんだよ? すごくない?」
そんなふつうなことで、わが家の全員が口を揃えてこう言った。
「ホントだ! 食べかけのお土産が1つもな~い!」
それが一番驚いた。
サポートありがとうございます! 迷わずお菓子を大人買いしますよ?怒りません? ありがとうございま~~~す ε=ε=(ノ≧∇≦)ノ