2分で読める子育てエッセイ№268 『懐かしいけれど、20円は超高い!』
お出かけ先で、昔ながらの自動販売機に遭遇した。
(写真はイメージ。実際に見たのはもっと古め)
『これこれ!懐かしくな~い?』
だんなとワタクシ、興奮気味にそれぞれの思い出を語る。
100円を入れ、細長い扉を開けてから瓶を引き抜くタイプの自動販売機。
子供達も、珍しい形に目を輝かす。
『え?ガラスの瓶なの?これどうやって蓋を開けるの?』
自動販売機の正面に埋め込まれている栓抜きで、王冠を取ってからジュースを飲む。初めての事に、また喜ぶ。
『1本200㎖の少な目だけどちょっとだけ残っちゃった。これ、蓋が締められないからどうしよう・・・』
迷っていたら、張り紙が。
【お持ち帰りの時は、ビン代10円をレジでお支払いください】
『そうそうビン代!昔はお店に持って行ったら、お金返してくれたよね!』
この貼り紙でまた盛り上がる。
『昔は、夏休みの宿題、これで花瓶作ってたけど?』
とだんなが、あおる。なんか嫌な予感。
『え~。だったら持って帰りたい!』
と言う子供達の言葉に喜んでだんなが、2本分のビン代を払いに行った。
ワタクシ知ってる。持って帰っても、花瓶作らないパターン。
帰宅5時間後。今現在、ワタクシのカバンの中にビンはまだ入っており、
すっかり忘れ去られている。
『結局捨てることになったじゃーん』
ゴミに20円。超高い。
サポートありがとうございます! 迷わずお菓子を大人買いしますよ?怒りません? ありがとうございま~~~す ε=ε=(ノ≧∇≦)ノ