見出し画像

2分で読める子育てエッセイ№802『全て言い尽くされたあと』

息子の小学3年生、最後の参観日と懇親会に行ってきた。
隙間時間でママ友との会話はモチロン、懇親会では、しゃべったことがない保護者の意見を聴くことができる。さらに先生からは学校での様子がしっかりと伝えられるので、ハズすわけにいかない。

今回は、先生から保護者への質問で「保護者の気がついた子供たちの変化、出来れば褒めて」を順番に発表することになった。でも、やっぱり親として不安なことを口にする人が多かった。そういう自分も心配事項が多め。
「1つ目はあれ、2つ目はこれ」
と準備して、自分の発表の番を待った。

ところがワタクシの順番は終わりの方。発表しようと思った心配ごとの全て言い尽くされたあとだった。
「結局みんな悩んでいることって一緒じゃーん」

ちなみに心配ごとのベスト3は「宿題が多すぎて遊びに出かけられるほど余裕がない。時間がかかっているのは、うちの子だけか?」「学校でうまく集団行動はできているのか」「勉強についていけているか」。女の子はさらに、身体と心の急激な変化に戸惑っていることが追加されていた。

よくよく考えてみたら、参加した保護者ほぼ全員が、誰かの発言のたび、終始首を縦にしか振っていないことに気がついた。そして思わず言ってしまうセリフは「うちも同じ~」。

あんまりにも頷きすぎて、首肩腰の筋肉痛の恐れあり。
幸い翌日に変わったことがなかったけれども、謎の筋肉痛は忘れたころにやってくる。きっとくる。
どっちにしても、子育ての悩みとは違い、湿布1枚で解決するくらいの心配ごとだから、チョロい。


サポートありがとうございます!  迷わずお菓子を大人買いしますよ?怒りません? ありがとうございま~~~す  ε=ε=(ノ≧∇≦)ノ