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№145【2分で読める】日々の暮らしにクスっとエッセイ『応募できるのは小学生だけ』

小4の息子が夏休み。
夏休み恒例の「自由研究」は今や、各団体や企業が募集しているコンテストに作品を出すことになっている。今年も一覧表のなかから、より簡単なものでやりすごそうと息子と決めた。

ところがその一覧表に載っていた某製薬会社の募集に、ワタクシの目が釘付けになった。
「虫や植物をテーマにした曲」

ひょーっ! 某製薬会社といえば、殺虫剤で超有名ですよね! 虫、虫ですか~!

ぷーんと飛び回るあれとこれ。ガサガサと動き回る黒いあいつ。足がいっぱいで、からまりません?という長いニョロリしか思い浮かばないワタクシ。ほかにも虫はたくさんいるのに、製薬会社=害虫という先入観でめいっぱい、想像力が貧困なワタクシに勝ち目はなさそう。

たとえガサガサと動き回る黒いあいつの名曲がウッカリできたとしても、誰も好意をもって聴いてくれそうにないと思った。
残念!



余談。
ダンナがおもしろがって、作詞し始めた。せっかくなのでメモメモ。

※※※※

「(仮)似ている3匹」
作詞、暇だったダンナ


角を持ったあいつは世界中で大人気。
くわをもったそいつと人気を半分。
俺達見た目は似ているし、飛ぶ姿だって瓜二つ。
俺だけそんなに嫌うなよ。
俺だけそんなに嫌うなよ。

はるか昔からの地球の支配者は俺。
どうして、俺だけ専用のスプレーがある。

※※※

これに中1の娘が曲をあてはじめた。
応募できるのは小学生だけだって。残念!


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