№128【2分で読める】日々の暮らしにクスっとエッセイ『過去3の記録』
ある日、ワタクシ、健康診断を受ける気になった。
前日の夜9時からの絶飲食はちょっとした断食道場。さらに事前に送られてきた書類の山はいくらやっても終わらない夏休みの宿題気分。ちょっとでもこぼすことがゆるされない検体を持って健康診断に出かける途中、ハタと気がついた。
「そうだ・・・最近太ったんだった」
こういう重要なことは何週間も前から対策しておくべきなのに、もちろんすっかり忘れている。
「スマホのせいかしら、ジーパンが重くて、髪が伸びたから?」
などという、いい訳も出来ない受