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ぐっすり眠るためのお助けハーブ

さて、前回は生活習慣観点からの睡眠の質改善についてお話をしました。
夜ちゃんと眠くなるためにメラトニンを出しましょう、
メラトニンを出すための準備は、朝起きた時から始まっていますよ、
というお話でした。
今回は植物療法の観点からのお話をしたいと思います。

みなさん、バレリアンというハーブをご存知ですか?
バレリアンは、睡眠のお悩み改善における代表格といっても良いくらい
眠りの悩みによく使われるハーブです。

バレリアンは、鎮静作用を持ち、不眠、神経性の睡眠障害に大変有効なハーブです。中枢神経を刺激して筋肉の緊張をほぐしてくれる作用や、不安や緊張を緩和してくれる作用もあります。

ピリピリとした神経を鎮め、ゆるめてくれるハーブといったところでしょうか。

本来ならば交感神経(活動時に優位)は日中に優位で、夜になるにつれて副交感神経優位(休息時に優位)になっていくのですが、現代人の夜は忙しく、スマホやパソコンなど目から入る光がたくさん、街中もとても明るい、などなどの要因から、なかなか上手に副交感神経優位に変わっていくことができません。

交感神経優位のまま、なんとか眠りについたとしても、途中で目が冷めてしまう、夢をよく見る、しっかりと睡眠をとっても目覚めがすっきりしない、といったことになってしまうのです。

質の高い睡眠のために大切ことのうちの一つは、眠りに着く前に交感神経優位から、副交感神経優位に切り替わっていることです。
バレリアンはそこをしっかりとサポートしてくれるハーブというわけです。

睡眠についてのお悩み相談をされた時に私がおすすめするのは、
眠りたい数時間前にバレリアンのタンチュメールを飲むこと。
場合によってはパッションフラワーやセントジョンズワートをブレンドして飲むことをお勧めしています。
もちろん眠りにはさまざまな要素が関わっていますから、
バレリアンを飲んだだけで、突然一晩中ぐっすりしっかり眠れた!
なんてことにはならない可能性は大きいです。
(バレリアンを飲んだところで寝る直前までスマホを見ていては、
メラトニンもサァーーーーーっと引っ込んでしまいます^^;)

だとしても、寝る前の環境に気をつけつつバレリアンを継続して飲んでみることで、いつも副交感神経優位に切り替わりにくかった体が、少しずつ緩んで、少しずつ副交感神経優位に傾きやすくなっていく。その結果として、徐々に眠りの質も良くなっていくということは十分に起こり得ます。

眠りを改善するために食生活を気にしてみたり、
眠る前の環境を気にしてみたり、いろいろあって大変そうだな〜と
思う人もいるでしょうが、できることから一つずつ意識しつつ、
さらにバレリアンを強い味方につけることで、
睡眠に対する前向きな気持ちを手に入れられるのではないかなと思います。
睡眠に対する前向きな気持ち。それって、実はとっても大切なことなんですよね*

ちなみに我が子は寝つきがとても悪いため
すこ〜しだけバレリアンを飲ませたことがあるのですが、
寝ている時に息をしているか心配になったほどぐっすり寝ていました笑

お店などで見かけても、なんだろう?ってなりがちなタンチュメール。
一度その効果を知ると、日常のいろんなシーンで本当に心強い味方になってくれて、私にとっては日常に欠かせない心強い相棒になっています。

他のタンチュメールについても、また詳しく書こうと思います。
ここまで読んでくださってありがとうございました^^


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