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北欧デンマーク・フォルケホイスコーレでの生活

こんにちは、マイです。1月12日よりデンマークのコペンハーゲンと同じシェラン島のHavnsøという港町にあるフォルケホイスコーレでの短期留学がスタートしました。こちらで5月まで過ごす予定です。

そもそもフォルケホイスコーレという学校は何なのか?というところからですが、私が留学先を決めるにあたり、お世話になったサイトを紹介します。

自分の人生や今後の仕事において、何か新しい視点や感じ方が必要だと感じていて、でも具体的に何を得たらいいのかわからずにいました。もっと「学ぶ」ことに対して「自由」で「主体的」な何か。そんな中、Webサイトでデンマークのフォルケホイスコーレという全寮制の大人向け教育機関の情報を目にします。

「これだ!!!」と直感のようなものが働き、迷いなく短期留学を決めました。

デンマークでは若者が社会に出る前の「ギャップイヤー」を積極的に活用しています。今後の進路のため、また自分に必要な見聞を広めたり経験を培う環境があり、もちろん若者のみならず、社会人の転職時などに休息期間としても利用する人もいます。

私が滞在しているのは、「Højskolen for Bevidsthedsudvikling Folkehøjskole」という名前の学校で、直訳すると「Consciousness development」フォルケフォイスコーレ、「意識の開発」を学ぶという意味になります。こちらのデンマーク人に発音してもらってもなかなかその音を発声できませんでした!!デンマーク語は英語と似ている表現は多いものの、発音は特に難しいです。

ここでは主に古代インド発祥のアーユルヴェーダ哲学を基本としたヘルスコースとアートコースがあり、健康、食事、ライフスタイル、瞑想、VedicArtなどが学べます。他のフォルケは20代の学生が多いのですが、ここは少々異質で、20代から60代まで幅広い年齢層が衣食住を共にする小規模の学校です。

今回のタームは30名ほどの新入生。生徒の大半はデンマーク人のため、多国籍組は別クラスで英語で授業を受けることが多いです。

今回日本人は私を含めて女性4名、男性1名です。さらに遅れて2名の日本人女性が増える予定です。その他国籍は、ハンガリー、フィンランドなど。また、前タームで学んでいた人や他校で勉強を終えた人などが学校のボランティアワークをしながら滞在していたりするので、常時40名〜いて、割とにぎやかな雰囲気です。

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元々リゾート施設として利用されていましたが、目の前には海があり自然豊かな場所です。学校内に寮(保養施設の客室のようなツインルーム)があるため、通学不要、朝昼晩の食事付きです!!食事はアーユルヴェーダに基づき、栄養バランスが考慮された完全オーガニック・ベジタリアンです。

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ビュッフェ式で好きなだけ取って食べます。焼き立てのパンやパスタなども時々出ます。野菜はとにかく何でも美味しいです!!基本的に肉・魚・卵が大好きな私は飽きるのでは?と思っていましたが、今のところ毎食モリモリ頂いています。

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さすがアーユルヴェーダを教える学校だけあって、こんな風に体質別にKAPHA・PITTA・VATAを補給するお茶なども置いあります。その他コーヒー、紅茶、ハーブティーなども自由に飲むことができます。

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ここはダイニングで食事やそれ以外は皆それぞれ勉強をしたりソファでくつろいだりしています。

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ヨガの授業やレクリエーションなどを行う部屋です。誰かが音楽ライブをやったりしています。

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ここは海に面したオーシャンルームで、個人で朝の時間にヨガや瞑想をしたり、また全員合同の授業等にも使われます。

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脳や体の働き、サウンドセラピーなどのレクチャーもあるため、こんな模型やお鈴のようなクリスタルボウル、人体模型など不思議なものも置いてあります!

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今回、私は「アートクラス」を選択したので、午前はこの美術室で「Vedic Art」というものを学んでいます!午後は基礎的なアーユルヴェーダ哲学をヘルスコースの人達と一緒に受けます。

ちなみに写真左上の絵のお方は「グルントヴィ」という哲学者であり政治家、また教育者としてデンマークにおける民主主義形成や今日までのフォルケホイスコーレ創立などに多大な影響を与えた人物とされています。

フォルケホイスコーレは学校によって趣旨や科目、雰囲気も全然違うようなので、ぜひ他の学校も見学したいと思っています。

40代半ばという年齢で、留学生活を実行できていること、日本人の若者とも語らい、そして異国の教育や価値観に触れられていることを幸せに思います。これから時間の経過とともに、自分が「何をどう感じるか」を観察してみます。

次回は授業やフォルケホイスコーレでの生活、感じたことについてもUPしていきます!


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