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2019年の振り返り


今年は自分の時間がしっかりとれたいい1年だったように思います。

月別

1月はまだドイツ。年始の花火はヨーロッパ感がありましたね。
このころはまだ授業を受けているところでした。
ガイゼンハイム大学の授業が、プレゼンだらけ(6つ)だったのもあって、自分で論文や文献を読んでまとめるという基礎体力がついたように思います。
これが今のnoteに活きた形になっています。


2月の頭に最後の試験を終えて、兄の結婚式のために一時帰国。簿記2級と土壌医検定2級を取得。
二兎追うモノ、しっかりと二兎を追いきり。

3月にWSETLevel3を取得し、その後ドイツ~チェコ~ポーランドを友人と旅行。
つまりなんなら三兎追ってました。来年も数兎同時に追っていきたいですね。
WSET Dipも狙ってます。

4月にはフランスに再度移動し、Domaine Royal de Jarrasでインターン兼研究を開始。
『ワインリテラシーとテイスティング入門』をKDPで出版したのも4月。

5月は研究とは別で栽培手法の検討や前年の実験の統計処理、官能試験の結果の考察などを行い、文献のレビューも同時並行で行っていた。
このころからnoteも充実してきた。
実際には文献レビューと並行して、自分の知りたいことを調べられる時間があったのが、今でもほんとに活きていると思う。
Twitterを開始したのも5月。

6月には実験に使う機械の設置や、除葉を行うなど実験スタート。
一か月毎日投稿をした結果5000PV達成。noteの更新的にはここがピーク。
毎日投稿ができてる人はほんとに頭が下がります。


7月には実験用のサンプリングもしながら、ワイナリー全体のブドウの熟度の管理を行った。オンラインで英語でワインを、、みたいな取り組みを始めたけど、そちらは結果的には完全に頓挫したなぁ。
結局、有料で来るような人じゃないと続けれないんだよなぁということを再確認。


8月は収穫に追われ、バタバタとしていた。
「吟遊酒人」という肩書きを使いはじめたのはこの時期。
この時期は、まだnoteはしっかり更新できていたし、濾過については振り返るいい機会になった。

9月には収穫がひとしきり終わり、論文執筆をスタート。テイスティング試験までを終えて帰国。
決して有名なDomaineではないけれど、Pommery傘下の南仏のワイナリーということで、多くの実験を行える体力があったこと、量を安定的に造るマスプロダクションの管理体系を見れたことなど、たくさんのことを経験させて頂いた。

10月は帰国し、東京、大阪、京都、徳島、高知とぶらぶらとしつつ、論文の執筆、美術検定の試験勉強をしていた。
高知のミシマファームワイナリー様では色々と話を聞かせて頂き、再度自分がこういったワイナリーの力になれるようにならねばと思わされるに至った。

11月にはWSET SAKEのLevel 3がスタート。論文の提出も終え、ひと段落。
このころからnoteの更新は滞ったが、水面下では色々とやってます。

12月はドイツでの修士論文の発表からベルギーとオランダへ。
あとは『日経パソコン』からKDPについての取材を受けたこと、それに際してプロに依頼して写真を撮りなおしたことなんかもありました。
あ、そういえば船舶の免許も届きました。1級船舶。よくわからない世界がまだまだあるなぁというのを思いつつ、来年へと向かいます。

総括

1年って長いですね。
これでViniferaプログラムも終わり、ワインの世界がグッと広がったと共に、グッと世界が近づきました。

3年前にはJSAのテイスティング試験で2度目の惨敗を喫し、2年前にはWSETの存在を知ったぐらい。

それが今では大阪から東京から色んなところでお声がけ頂けるようになりました。
もちろんワイン業界での相対的な若さゆえのお声がけだとは思うのですが、それでもなるべく全力でお応えできるように致しますし、できる限り顔を出すようにするので、今後ともよろしくお願い致します。

それだけでなく、この2年で渡航したヨーロッパの国は9か国。
1ヶ月以上生活した場所もモンペリエ、ボルドー、ガイゼンハイム、甲府、エグモルトとスーツケース生活をしてきました。

クラスメイトは20ヵ国。
さらにそれとは別でもジョージア、レバノン、イスラエルの友人など色んな出自の人とも出会いましたね。

1年、2年あればぐるっとまるっと世界が広がる留学。
ワインがスキな人にとって、こんないい環境はないですよ。
全てがいいことだらけとは言いませんが、ぜひおすすめします。

これからの話だけど

来年からの話もしましょうか。

実は今KDPの2冊目を執筆中で、かなり重たい本格的なものを用意しています。
といってもこのブログからの加筆修正したものではあるのですが、微生物を中心に解説した本になります。

「醸造用酵母」、「ブレタノマイセス」、「乳酸菌」、「酢酸菌」、「亜硫酸」、「オフフレーバー」、「テイスティング」が大きな章立てになっており、ブログを読んでくださっている方は、ピンとくるトピックかと思います。

あと来年はJSAのWEを取ろうかと思っています(得意の先に宣言しちゃう方式)。
そのあとWSET Dipに向かいたいところですね。



あとは来年から就職します。
よく聞かれるのですが、ワインに全く関係ないところです。
Y's & Partnersさんという東京のベンチャーにいきます。

ここでは社長室という社長直下の部署に配属され、様々な業態(主に美容院と飲食)での事業拡大を目指すという役割を担います。

ワインの業界に戻るとしても、システム化やバリューの付け方、ロジックで動かない現場をどう機能させていくかといった部分が必要になると思い、こういった選択をするに至りました。

ただワイン業界で引き続きできることがあれば、積極的に動いていきたいと思っているので、お声がけ頂ければと思います。

これぐらいですかね。

noteの更新頻度は落ちているので、インプットが減っているのが最近の課題ではありますが、これからもよろしくお願いします。

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