障害者や高齢者の金銭管理方法!どんな制度が使えるか!
障害者や高齢者の金銭管理方法!
障害者や高齢者が、金銭管理のサポートを受ける方法はいくつかあります🍀
また、障害者や障害のある高齢者の方で、障害福祉サービスの障害者グループホーム(施設)に入居する場合や入居している場合、そのグループホームによっては、金銭管理の支援をしていることもあるので、施設スタッフにお願いする方法もあります。
障害者や高齢者が金銭管理を頼める制度は!?
精神や知的などの障害者や認知症高齢者などが、金銭管理をたのめる制度は様々。
日常生活自立支援事業
成年後見制度
その他(財産管理委任契約)
①日常生活自立支援事業
日常生活自立支援事業という制度では、金銭管理などを頼むことができます。
対象者は、障害者や高齢者で、契約内容を理解する能力があるけれど、判断能力が欠けている方のようです🍀
(地域の社会福祉協議会のサービスのため、詳しくは地域の社会福祉協議会のサイトなどで確認してみるといいですね。)
生活保護受給者では、利用料が無料になるようです。
精神障害の私は、最初、この日常生活自立支援事業を利用しようとしました。
しかし、順番待ちで、なかなか利用できなかったり、キャッシュカードを使わせてもらえなくなるというような説明も受けて、通販サイトでクレジットカード払いで買い物することが多かった私は、利用に悩みました。
しかも、
月に一度程度しか、訪問面談または金銭に関わる行為ができないと言われ、それでは支援が足りないと思い利用に至りませんでした。
②成年後見制度
成年後見制度は、2種類あるようです🍀
どちらも、本人、親族、配偶者、市町村長などが申立できるようです✨️
こちらの成年後見制度は、日常生活自立支援事業とは違い、利用し始めたら簡単にいつでもやめることはできない制度。
任意後見制度
法定後見制度
成年後見制度の任意後見制度というものは、本人に判断能力があるうちに、判断能力がなくなったあとのサポートを決めて頼んでおける制度🍀
誰に何を頼むのか、自由に決めることができるようです。
判断能力がなくなったときには、家庭裁判所へ監督人選任の申立を行って、監督人がつくと、事前に頼んでおいたサポートを受けられるようです🍀
成年後見制度の法定後見制度というものは、判断能力が衰えた障害者や高齢者が利用できる制度🍀
判断能力の程度によって、重い方から成年後見・保佐・補助という種類に分けられ、後見人・保佐人・補助人がつきます。
種類によって、受けられるサポート内容が違うようです🍀
任意後見制度でサポートしてくれる任意後見人や法定後見制度でサポートしてくれる後見人または保佐人または補助人になれるのは、親族の他、司法書士、社会福祉士、精神保健福祉士などの有資格者🍀
法人後見の場合、法人に依頼することもでき、個人に頼むのと法人に頼むのとでは、メリットやデメリットがあるようです✨️
迅速な対応ができるのが個人、長期的に支援し続けることができたり様々な専門家からの支援を受けられるのが法人といったことなどが、あるようです。
〜任意後見制度と法定後見制度の違い〜
任意後見制度と法定後見制度には、色々と違いがあるようです。
例えば、自分の希望する人に確実に頼めるのが任意後見、希望して申立したとしても確実にその人になるとは限らないのが法定後見。
また、様々な費用の助成を受けられないのが、任意後見、助成を受けられるのが法定後見。
など。
(成年後見制度について詳しくは、厚生労働省のページなどで確認してみてください。)
③その他、財産管理委任契約
財産管理委任契約というものもあります。
こちらは、判断能力がある状態で契約でき、自由に決めた財産管理のサポートを受けることができるようです。
財産管理を頼む本人と、引き受ける人の合意によって、簡単に開始することができるといわれています✨️
しかし、デメリットといわれるのは、きちんとサポートを受けられているか監督する人がつかないということ。
自閉症スペクトラム障害(発達障害で精神障害)になる私が、利用したものは、成年後見制度の法定後見制度です。
主治医に指定の書式の診断書を書いてもらい、誰に引き受けてもらうかは決めず家庭裁判所に任せて保佐で申立をし、許可されました。
今は、私には社会福祉士の保佐人がついていて、銀行口座の管理や支払いを頼んだり、定期的に訪問してもらい面談で相談をしたりといったことをメインでお願いしています。
財産管理や契約行為、連絡調整など保佐人にお願いすることができるようになっています。
成年後見制度の申立は、提出書類が多かったと思いますが、私は調べたりしながら自分で申立をしました。
私は、就労もできず、障害年金と生活保護の収入での生活になったため、金銭的にギリギリの生活。
保佐人が財産管理をしてくれることで、家賃などで払う必要なお金が足りなくなるといった心配がなく、安心して生活できます🍀
お金を上手くやりくりすることは難しいものです。
サポートが必要な方は、自分に合った制度を利用できるといいですね!