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【熱中症】命に関わるのは「深部体温」が上がり過ぎたとき

こんにちは。訪問介護サービス提供責任者のスタッフkです。

子供の頃、夏になると地蔵盆やお祭りなど、普段は出歩けない夜に遊びに行けるのが楽しみでした。

日が暮れると今よりも涼しかったような気がします。

訪問介護サービスの利用者様からも「昔は地蔵盆でお菓子配ったもんやで」というお話を聞きました。

ですが今は、日暮れ後でも外歩きには危険が伴います。


⭐️夕涼みなんて無理!18時でも30℃を超えています

弊社は神戸の大倉山地域にあります。

神戸は山があり、海までの坂道に風が吹き抜けるので関西の中では涼しい地域だと思います。

それでも、夕方屋外の気温は連日30℃を超えており、とても暑い日が続いています。

できれは陽が沈んだ頃に打ち水をして、外に出て涼しい風に当たりたい。

でもこの猛暑ではそんなことは出来ません。

⭐️熱中症予防はすぐ「水分!塩タブレット!」と言うけれど

7月頃からニュースやネット記事でも「熱中症」に関するものが多くなっています。

そういった記事や、個人のSNSでも「熱中症に気をつけて!」とか「熱中症対策は万全に!」と言うキーワードをたくさん見かけます。

でもその前後には「たくさん水を飲んで」とか「水分補給が大事!」「塩タブレットを食べて」とついていることが多いんです。

「体を冷やす」「体温を上げない」「深部体温が上がることで生命維持に悪影響」とかいった言葉はほとんど見かけません。

確かに水分補給は大切です。

でも熱中症の何が命に関わるほど危険なのかと言うと「深部体温(脳と内蔵の温度)が上がること」であって、喉が乾くことではありません。

⭐️深部体温|健康な状態では37℃前後

深部体温とは、臓器の温度のこと。

私たちが普段、体温計で測っているのは「皮膚温」です。

深部体温は皮膚温と比べて、0.5℃から1℃高く保たれており、37℃前後が生命維持や生存活動に最も適していると言われています。

熱中症は、この深部体温が上がりすぎた状態です。

蒸し暑い環境で過ごすことで、体内の熱をうまく外に逃がすことができず、深部体温が上がりすぎることで様々な不調を引き起こします。

これが悪化すると、手足のしびれ・痙攣や意識障害といった重度の熱中症へとつながり、命さえも危険になりかねません。

熱中症は初期の軽い状態ですぐ、体を冷やすことが必要です。

つまり「暑くてちょっと、ぼーっとする気がする」段階で、すぐに冷房の効いたところだ体を休めたり、保冷剤で体を冷やしたりする。

「まだ大丈夫」とか「もうちょっと作業を進めてから」は厳禁です。

今、この瞬間にも深部体温は上がり続けているかもしれません。

命と健康が何よりも大切です。

深部体温が適切な状態を維持できるよう、とにかく無理せず、安全にお過ごしください。

熱中症ではなく、本当に脱水症状だったときには経口補水液も便利です。

ご家庭にあるもので作れる経口補水液のレシピは、以下の記事をご覧いただけると嬉しいです。


また、今回の記事は以下のサイトを参考にさせていただきました😊

最後までご覧いただき、ありがとうございました!


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