1日1種目。
私は、腰のヘルニアを患って長い。
ヘルニアとの最初の出会いは、今から約23年ぐらい前になる。中学3年生の夏。
あれは忘れもしない総体の3日前。
総体と言えば、中学3年生にとっては最後の大会になる。
ちなみに、私はサッカー部に所属していた。
市内では強くも弱くもない真ん中ぐらいの学校のサッカー部。
でも、それなりに情熱を持ってサッカーに取り組んでいた。
そんな私、総体の3日前にいつものように練習をしていた。
私が通っていた学校の校庭はすごく狭くて、正方形の形をしていた。
そこを対角に結んで三角形を作るようにして野球部とサッカー部で練習場所を分けていた。
サッカーボールが野球部の練習に転がっていくこともあれば、その逆もよくある。
その日は、膝に手をついて中腰の姿勢で練習の順番待ちをしていた。
そこに、野球部のノックのボールが直撃したのである。
あのときに受けた衝撃は、それまでに味わったことのない衝撃と痛みだった。
それ以来、私とヘルニアの付き合いが始まった。
そうそう、総体はどうにか治療を受けて出場したけど、試合開始から7分ぐらいで痛すぎて交代した。
そこで私の競技人生は終了。
最後の大会の結果は、市内ベスト8。
何とも呆気ないというかやり切ってない感じが残って、今でもサッカーに対して未練がある。
まあ最近は息子がサッカーをしている姿を見るのが楽しくなってきてるんだけども。
何の話だっけ?
そうだ。ヘルニアの痛みを軽減できるように何かできることはないかなって考えたんだ。
結局、筋トレに励むことかなという結論に至った。
身体をデカくするためとかではなく、良い姿勢を保つために必要な筋肉を維持するための筋トレ。
重いものをガンガン持ち上げようとかではなく、あくまでも自重を支えられるぐらいの筋トレを生活に取り入れることにした。
ただ、いかんせんそれほどまとまった時間は確保できない。
そこで私が考えたのが、1日1種目トレーニングというやり方。
種目は何でもいい。
例えば、腕立てなら腕立てを徹底的に追い込んでやる。その日はそれで終わり。
どんなに長くても10分ぐらいあれば1種目ぐらいはできるだろう。
翌日はスクワットを追い込んだら終わりとか、肩を追い込んだら終わりみたいな。
そんな感じで、1日1種目だけを徹底的にやるっていう運動習慣にしてみようと思う。
それぐらいの時間なら朝でもどうにか確保できるはずだ。
ヘルニアの痛みを軽減するために重要なのは腹筋と背筋、あとは臀部の筋肉。メインは腕立てとスクワットあたりになりそうかな。
これでヘルニアの痛みが少しは和らぐといいなー。