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脳卒中者の杖歩行においてどのようなパターンを指導するか?

こんにちは!
理学療法士をしているyukiです。

僕のnoteでは主に脳領域に関する英論文を和訳して紹介しています。

今日は脳卒中者の杖使用における歩行で、どのような歩行パターンの指導をするかについてまとめていきたいと思います!

その前に、杖の種類と決め方を知っておく必要があるので、基本的な知識としてHPをご覧ください。(HP制作会社との関係性はありません)


では、基本的な歩行動作パターンを確認していきましょう!

動作パターンとして、2動作歩行(2点1点交互支持歩行)3動作歩行(常時2点支持歩行)があります。

2動作歩行:①麻痺側と杖を同時に出す→②非麻痺側といったように、イチ・ニ、イチ・ニとテンポを作る歩行パターン

3動作歩行:①杖→②麻痺側→③非麻痺側といった順番で行う歩行


カッコ書きで示しているように、これらの動作における違いは、常時二点で支持しているか、一点と二点が交互に支持されるかになります。

そして、この歩行パターンには、後から着地する足の位置(脳卒中では非麻痺側)で、前型、揃え型、後ろ型の3つに分けられます

この歩行パターンと足の位置によって、〇〇歩行前型や〇〇歩行後ろ型のように歩行パターンが分類されます。

これら歩行パターンの違いは特に脳卒中後遺症の方において、この違いが予後における機能障害や能力制限に繋がる可能性があります。


これらを踏まえて、僕は基本的に”2動作歩行前型”で指導をします‼︎


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