オヤジの思ひ出話～第４４話「後輩の訃報に触れて」

先日、大学時代のサークル仲間からFacebookを通じ、静岡県在住の２年後輩のＡ君が亡くなったとの連絡が入りました。同世代の訃報を聞くたびに思うことですが、あまりにも早すぎて残念です。

Ａ君とは大学時代に結構仲良くさせていただきましたが、卒業後はお互いに郷里に戻って職に就いたため、交流の機会はありませんでした。そんなＡ君との１０年来のブランクを埋めた「きっかけ」があったのです。

私は１９９９年７月に趣味のホームページを立ち上げました。しばらくしてから、たまたま同じプロバイダーでホームページを作っていたＡ君の存在を知ったのです。早速連絡を取り、相互リンクをさせていただきました。

Ａ君はバイクツーリングが趣味で、ホームページにはバイクのことやツーリング旅行記などを載せていました。サークル同期との交流の様子にも触れていたため、懐かしさを感じながら楽しく見せてもらったものです。

とくに連絡を取り合っていたわけではありませんでしたが、相互リンクは私がホームページを移転・閉鎖するまでの約１５年間続きました。やがてＡ君もホームページを閉鎖し、連絡は途絶えてしまったのです。

Facebookによって、大学時代の仲間たちと交流が再開できるようになりましたが、インターネットを通じて交流のきっかけが生まれたのは、Ａ君が初めてでした。訃報に触れ、ふとそんなことを思い出しました。

改めまして、Ａ君のご冥福をお祈り申し上げます。