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歴史・人物伝~松陰先生編番外コラム:佐久間象山門下のスゴイ人材たち

前回(第4回)の松陰先生編で、吉田松陰の師である佐久間象山について触れました。当時最高の知識人だった象山の元には、たくさんの優秀な人物が教えを請いに集まっていたのです。

主な人物では、勝海舟、吉田松陰、小林虎三郎、宮部鼎蔵、河井継之助、坂本龍馬、橋本佐内、山本覚馬、真木和泉・・・。名前を挙げるだけでもそうそうたる面々で、まるで幕末のオールスター戦のようです(笑)

また、当時の江戸には、桂小五郎(木戸孝允)や西郷隆盛もいました。桂は吉田松陰と同郷であり、西郷も橋本佐内とは懇意でしたので、「他の人物との交流があったかもしれない」と思うと、ワクワクします。

勝は幕臣として徳川家を守るために最後まで尽力しました。河井と小林は長岡藩士で後に新政府軍と激闘を繰り広げます。山本は会津藩士で、妹の八重は会津戦争で戦っています。

松陰と橋本は幕政改革を訴えながら安政の大獄で処刑されます。宮部や真木は幕府を倒すという志を持った人物でした。倒幕の原動力である薩長同盟には桂と西郷がかかわり、坂本が両者を結び付けました。

松陰の話を書く上で、改めて調べてみると、象山門下はスゴイ人材の宝庫だったことが分かりました。最後に歴史好きの欲深き夢を一つ。「象山門下をドラマ化し、主役級が居並ぶ壮大な人物群像劇を見たい」。

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