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土曜雑感 vol.160~本日のテーマは「1泊2日人間ドック」です

自分の健康チェックのために毎年受けている人間ドック(生活習慣病健診)ですが、今年は初めて「1泊2日人間ドック」を受けました。2日間、病院の健診センターに通院したわけです。

いつも日帰りなのに、なぜ1泊2日にしたのか? それは、大腸内視鏡がセットされていたから。大腸ポリープを3年前に切除し、その経過観察のために検査を受ける必要があったわけです。

人間ドック体験記はブログに書きましたので、よかったらご覧ください


ここからは、人間ドックを受けるメリットである「自分の体のリスク管理」について書きたいと思います。

人間も生物ですので、常に体調が万全であるとは限りません。人間ドックを受けて、すべての数値が平常値で、どこにも異常がないという方は、ごく稀じゃないでしょうか?(そもそも、そんな人いるのかな?)

人間ドックは、自分の体をリスク管理する最大の機会だと言えるでしょう。生活習慣病健診を長年受診してきた経験から、リスク管理の目的を3点にまとめてみました。

1 弱点を知る

人間ドックには、さまざまな検査項目があります。検査結果のなかで、異常値を示していたり、医師の所見が書かれていたりする項目、これが自分の体のウイークポイント、言い換えればリスクの部分です。

血圧が高ければ高血圧、コレステロール値が高ければ高脂血症、血糖値が高ければ糖尿病、肝機能が悪ければ肝疾患など、数値は残酷なまでに現状をさらけ出してくれます。

検査結果を見てガッカリするのではなく、むしろ「ウイークポイントが分かった」と前向きに考えるべきです。数値の悪さを「言い訳」せず、率直に自分の体と向き合うことが大切だと思います。

2 継続すること

人間ドック(健診)は、数年に1回程度の単発で受けてもあまり意味がありません。受けない人よりかはマシという程度。毎年継続して受診すべきだと考えています。

その理由は「数値を比較する」ことにあります。例えば、コレステロール値がやや高くなった人の場合、それが一時的なものか、高脂血症の進行によるものかを判断するために比較が必要となるわけです。

年々数値が上昇するのであれば、適切な治療を受けねばなりません。一方でやや高い数値が何年も続くのなら、体質的な特徴ともとらえられます。こうしたことは、受診を継続して初めて分かるのです。

3 対策を取る

自分の体のウイークポイントが分かったらどうするか。弱点を放っておくのは当然危険ですので、対策を取らねばなりません。その対策とは、一つは治療、もう一つは生活改善でしょう。

治療は専門医の診察が必要となりますが、生活改善は自覚と目的を持ってやっていかねばなりません。例えば、メタボリックシンドロームでは、食事の改善と運動習慣を継続していくことが大事になってきます。

治療や生活改善の効果が分かるのは、次の人間ドックの機会となるわけで、だからこそ毎年受診していくことが大切なわけです。もっとも私の経験から、とくに生活改善の効果はなかなか現れませんが・・・


人間ドック(健診)はほぼ1日がかりになり、面倒と言えば面倒です。でも、1年のうちたった1日辛抱するだけ。自分の体をメンテナンスするのだと考え、積極的に受診しましょう!

参考までに、1年前の日帰りドックのコラムです


noteでは連載コラム、エッセイをほぼ毎日書いています。フリーランスのライターとして活動中ですが、お仕事が・・・ご支援よろしくお願いいたします!