宮本一輝(ソフトテニスコーチ)

ソフトテニスコーチ(中学部活外部指導者)8年目で、診療放射線技師4年目。教える立場と教えられる立場を毎週行き来して生きています。一流のソフトテニスコーチと一端の研究者になることが今の目標です。

宮本一輝(ソフトテニスコーチ)

ソフトテニスコーチ(中学部活外部指導者)8年目で、診療放射線技師4年目。教える立場と教えられる立場を毎週行き来して生きています。一流のソフトテニスコーチと一端の研究者になることが今の目標です。

マガジン

  • ソフトテニスコーチで放射線技師の宮本一輝が書くnote

    中学部活のソフトテニスコーチ(外部指導者)で病院勤務の診療放射線技師である宮本一輝が書きたいことを書くnote。普段から考え事が好きで、自分の頭の中を自分の身近な人(特にコーチとしての自分を知っている人)に覗いてもらいたいと思ったのがnoteを始めたきっかけ。自分が指導しているチームのブログも書いていますが、そっちは人に読んでもらう用、noteは自分の備忘録メモ的に書いているのであしからず。

最近の記事

困難に立ち向かう力

「困難に立ち向かう力」という今回の話。 スポーツを頑張っていて、少しでも上手くなりたい、試合に勝ちたい、そんな目標を持っていれば、その過程で必ず「困難」と向き合うことになる。 ライバルに勝てなかったり、理想のプレーができなかったり、自分の思い通りに行かないことだったり、頑張っても報われないことだったり、叱られてへこんだり、仲間とけんかをしたり。 そんな「困難」と正面から逃げずに向き合うこと。これはすごく大事なこと。大人と子供の狭間にいる中学生高校生あたりでこれを経験でき

    • プレッシャーに強くなるために

      「大事な場面で緊張しないためにどうすればいいですか?」 「プレッシャーに強くなるにはどうすればいいですか?」 「メンタルの鍛え方を教えて欲しいです」 プレーヤーを悩ませる「プレッシャー」とどのように戦っていくか。全てのスポーツ選手が通る道です。 10人いれば10通りの戦い方がある。戦い方は自分次第で、それは自分で考えなければいけない。 世の中にあふれるたくさんの本、ネットにあふれる情報、プレッシャーとの戦い方を調べるツールはいくらでもある。 が、大事なのは...そ

      • 「主体性を重んじる教育」の注意すべき点

        「主体性を大切にしよう」 「自主性を重んじよう」 「自ら考えることが大切だ」 現代のこども教育におけるキーワードともいえる「主体性」という言葉。 しゅたい_せい【主体性】 行動する際、自分の意志や判断に基づいていて自覚的であること。また、そういう態度や性格をいう。 (精選板 日本国語大辞典より) 言い換えると、「自分で考え、自分で決め、自発的に行動すること」とも言えよう。 何はともあれ、自主性を重んじる教育は僕も大事だなと思う。 しかしながら最近、主体性に重きを置

        • 答えのない問いに答えを求め続けるということ

          今日はたまたま仕事が休みになった。この時間に、ダラダラ布団の中で時間を過ごせることに幸せを感じる今日この頃。 前回のnoteで、「社会人になると答えのない課題に向き合う機会が増える」というようなことを書いた気がする。 だから「考える力」が必要だと書いた。 じゃあ「答えの無い問い」って何だろう? まあ社会人と言うとなんかしっくりこないので、「大人になると」と読み替えて欲しい。 「人は何のために生きるのか」とかいう哲学的な話ではなく、もっと現実に起こりうるような問いを考

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        • ソフトテニスコーチで放射線技師の宮本一輝が書くnote
          78本

        記事

          考える力

          今日は「考える力」というものについて真剣に考えてみようと思う。 今日のnoteは、僕が教える子供たちにぜひ読んで欲しい。 僕が子供たちに指導するときのキーワードの一つが、まさにこの「考える力」である。 「考える力」について論じる前に、そもそも「考える力」とは一体何なんだろうか? 僕自身の言葉を語る前に、インターネットで「考える力」と検索して出てきたサイトを紹介する。 ネットの記事を読めば何となく「考える力」とは何かがわかるかもしれない。 ただ、ネットを読んだだけで

          理想と現実のギャップ

          「こうなりたい」っていう理想の自分と、「そんな風になれていない」現実の自分。 そのギャップが大きければ大きいほど、心と体が苦しくなってしまう。 そのギャップに悩む自分が嫌いになり、悩みはさらに深くなる。 他人と自分を比べてしまうことで、自分が進むべき道を簡単に見失ってしまう。 それを「君の努力不足だよね?」と簡単に切り捨ててしまう考えは気持ちが悪い。でもそうやって切り捨ててしまう考えを持つ人って結構多いってことも何となく感じる。 社会人になると、そんな人ばっかだよ。

          僕のテスト勉強

          僕の教えているチームの中学生たちがテスト期間みたいなので、自分が中学生だった頃のテスト勉強の思い出について書きたいなと思った。 いつもながら読みづらい文章をだらだら書いていくnoteなので、勉強したい人はそっとスマホを閉じて机に向かってくださいね。 勉強疲れた人と暇な人は読んでいいよ。 少ない勉強時間で学年トップクラスの成績を取ることがカッコいいと思っていた中学時代 「勉強する暇があるならラケットを握っていたい!」というような中学生だった僕は、いかに少ない時間で効率よく

          激しいチーム内競争

          今月のソフトテニスマガジンの表紙、女子優勝校の東北高校。 中の記事をよく読んでから表紙を再度見ると、涙してしまった。 記事を読み、表紙で抱き合う選手たちの表情を見て、この裏にあるドラマを想像しながら、また自分の経験を重ね合わせながら、感動する。 今年の夏に行われた石川インターハイの特集が今月号のメインであるが、読むと熱い思いがこみ上げる。 あぁ、自分たちと同じように頑張っているチームがこんなにあって、全国にはたくさんの熱い思いがあるんだなあ....ということを改めて思う

          自分にしかできない仕事

          たびたびnoteで話題にするが、僕はNHKの「プロフェッショナル~仕事の流儀~」という番組が大好き。 何で好きかと言うと、ここに出ている人たちはみな「カッコいい」から。その生きざまを、見たくなる。 この番組に出ている人たちには、ある共通点があると思う。 それは、「自分にしかできない仕事」をしているということ。 世の中には数えきれないほどたくさんの職業がある。 身の回りのモノ、出来事、場所、環境、インフラ、生き物...目に見えるもの聞こえるもの感じるもの、全て誰かの仕

          自分にしかできない仕事

          面白いものを作りたい

          時間をかければ、ある程度上手くなる。 時間が無い中で、時間をかけてきたものを凌駕することに面白さを感じる。 大人になってからやりたいこととか表現したいもののルーツって、結局子供時代の記憶や思い出の中にあることが多いのかもしれないと思った。 小学生から時間をかけて上手くなってきたものに対して、中学生から始め時間が少ない中でその時間を超えようとするところに面白みを感じるのが僕だ。 確かに時間をかければ上手くなるし、いいものもできる。技術も身に付くし、経験だって増える。

          生まれ育った場所

          生まれ育った場所をただ守りたいのかもしれない。 小学生の頃、ソフトテニスと出会った。 最初は好きじゃなかった。いい思い出が無かったから。 毎週雨降れーって思いながら過ごしてた。 小学生の終わりくらいからソフトテニスに少しずつ興味が湧いてきた。 大会で優勝できるようになったからかな。 中学生になってから、ソフトテニスが自分の人生そのものになった。 ソフトテニスが心から楽しい!って思ってたかどうかは微妙だけど、何かに熱中していた。 高校生になってから親元を離れ、寮

          「良き指導者」であり続けるために

          たまには放射線技師の話を。 僕は毎週末、大好きなソフトテニスを大好きなチームで指導しているのだけど、それはほぼ趣味みたいなものなのでちゃんと生活するために別に仕事をしている。 「診療放射線技師」といって、簡単に言うとレントゲンとかCTとかを撮ったりする人。僕は病院で働いている。 最近、僕のコーチとしての活動が職場に知られ始め、恥ずかしいような嬉しいような...ただありがたいことにお褒めの言葉をいただいている。 週末は指導する側だけど、平日は完全に指導していただく側です。

          「良き指導者」であり続けるために

          「プロフェッショナルって変態だと思います」

          関東大会に出られれば成功なのか。 全国大会に出られれば成功なのか。 県大会に出られれば成功なのか。 支部大会1回戦で負けたら失敗なのか。 途中で辞めてしまったら失敗なのか。 最後まで辞めずに続ければ成功なのか。 人と人の「温度差」の正体は何なのか。 チーム内に生じる「温度差」の正体は何なのか。 試合で優勝したい。ただそれだけを目指す選手は正しいのか? 試合で優勝させたい。ただそれだけを目指すコーチの姿は間違っているのか? スポーツを「楽しむ」の正体は何なの

          「プロフェッショナルって変態だと思います」

          熱戦の余韻に浸る

          春から夏にかけての4ヶ月くらいを一気に駆け抜け、今年の夏も終わりを迎えつつある今日この頃。残すは全中のみだが、うちのチームの夏は終わり代替わりを迎えた。インターハイはすでに閉幕し、残念ながら全国小学生大会は中止となってしまった。 長い自粛期間を経て、この4ヶ月はただ全力で、がむしゃらに駆け抜けた。引退していった3年生は、何か大切なものを見つけられただろうか。 僕らの夏は来年もあるけど、子供たちにとって中3の夏は1度しか来ない。 全力で一つのことに夢中になって、それに区切り

          僕が中学生の相手をするときに考えること

          今年で25歳。何とかプレーもまだ頑張れている(笑) 中学生のコーチをしているので、よく中学生と練習したり試合をすることがある。 そんな時、僕がいつも心がけていることがある。 ①何よりも「楽しむ」こと ②手を抜かないで全力でやること シンプルだけど、その中でも僕なりに考えることがある。 ①何よりも「楽しむ」こと コーチである自分がこの競技を全力で楽しんでいる姿を生徒たちに見せることが何よりも大切だと常に思っている。 よく子供に勉強させるにはどうしたらいいかという質問

          僕が中学生の相手をするときに考えること

          最後はメンタル

          3年生の最後の総体までもう少し。中学部活はどのスポーツも今月が総体というのが多いだろう。長ければ8月まで大会はある。 この時期は子供たちが今までやってきたことに磨きをかけ、最後の総体で力を発揮できるように調整して送り出してあげたい。 とはいえ中学生にとって最後結果が出せるかどうかは、技術よりもメンタルによるところが大きい。 よく「テニスはメンタルスポーツだ」と言われているが、まさにそうである。 最後は練習通りのプレー、いつも通りのプレーをできた選手が勝つ。それは地区大