熱戦の余韻に浸る

春から夏にかけての4ヶ月くらいを一気に駆け抜け、今年の夏も終わりを迎えつつある今日この頃。残すは全中のみだが、うちのチームの夏は終わり代替わりを迎えた。インターハイはすでに閉幕し、残念ながら全国小学生大会は中止となってしまった。

長い自粛期間を経て、この4ヶ月はただ全力で、がむしゃらに駆け抜けた。引退していった3年生は、何か大切なものを見つけられただろうか。

僕らの夏は来年もあるけど、子供たちにとって中3の夏は1度しか来ない。
全力で一つのことに夢中になって、それに区切りをつけられる経験は人生の中でそう何度もあるものではない。

残念ながら最後の試合に出られず不完全燃焼で終わってしまった子もいる。どうにかその子たちがこれからの人生で報われますようにと願うばかり。

できない子もいる中でやらせてもらった僕らは感謝を忘れないようにしよう。


そしてやっぱり、自分の青春全てを懸けてぶつかり合う勝負の瞬間が僕は好きだ。

そこにしか生まれない感動が間違いなくある。


オリンピックは日本国民に感動を与えてくれた。
子供の頃見てたオリンピックと大人になってから見るオリンピックでは、少し違った感情が生まれるのは僕だけではないはず。
その裏にある努力とか誰かのために思う気持ちとかプレッシャーとか、結果だけでない「何か」が見えるような気がして、その「何か」に感動するような気がするのは、大人になったからなのか、はたまた自分が同じようにスポーツに向き合った経験があるからなのか。

1つのことを頑張った経験がその後の人生にたくさんの良い影響を与えると思うので、それを卒業していった先輩たちに示してもらえれば、僕らがやっていることにも少し意味が出てくると思う。

上から目線的に指導をするのではなく、「一緒に汗水流して、一緒に楽しんで、一緒に成長していこうぜ!」みたいな感じでコミュニティを維持できれば、僕らも子供たちもチームに関わる全ての人が「このチームに関われてよかった!」と思ってくれるんじゃないかと期待している。

スポーツしている間はもちろん、学校生活、日常生活、全てを「試合で勝つため」という目的に向けて生きる価値ってあるような気がする。

僕がそういう人生を歩んできてしまったからそうとしか教えられないんだけど、そうやって過ごせるのってある意味幸せなことだと思うよ。


スポーツでもなんでもいいと思うけど、何か一つのことに熱中して人生懸けた経験はきっと応用が利く力だと思うから、僕の教えるチームの子たちはそういったことが味わえたらいいなと思う。

みんな、一緒に頑張ろうぜ!!!

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