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【Vol.6】生徒指導から生徒支援への転換

今日、「生徒指導」という視点から「生徒支援」への転換が求められています。教師と生徒という立ち位置から、協働探求者や探求支援者、ファシリテーターからメンターへなどまで、教師の役割がティーチングに終始しないことが求められるようになってきました。

今回は「支援」について考えていきたいと思います。

1.支援のゴールは何なのか?

「今ある能力を最大限に生かしていく」 → 人生が豊かになる

●「できるようになる!」、「できるようにする!」ではなく・・・

①「できない」時に考えて解決できるようになる
②「できない」時に「助けて」と言えるようになる
③「できない」自分を許せるようになる
④「できる」自分を知っていること

人は18歳以降老化していきます。いつもでも「できる」を求めていくとお互いに疲弊していきます。

〇…「できるようになること」が将来にどう繋がっていくのかを具体的に伝えていく。

×…大人のモノサシで伝えていく。

2.支援の考え方

(1)コミュニケーション 

1(大人)対1(子ども)のコミュニケーションが基本になります。
支援の必要な生徒ついては、とにかく早い段階で1対1の良好な関係を築けるかが大切です。1対1が上手くいくと1対2→2対2→3対3…と少しずつ人数を増やしていき、複雑な人間関係づくりに広げていきましょう。
※15歳までは非コミュニケーションが中心です!

(2)解決へのアプローチ


どのような支援のスタンスを取れば良いか確認しましょう。応用行動分析学では、80%の出現率を目安に「できた(定着)!」と判断します。

①うまくいっている(80%の成功率) ⇒ 継続
②一度うまくいった ⇒ さらに継続できる工夫を
③うまくいかない ⇒ やり方を変える
 

 私たちはつい不適切な行動ばかりに目がいってしまいます。支援の文脈とは違うところでお菓子やジュースを使って状態を悪化させるケースも…。

⇒良い行動だけを評価していくことで、良い行動を強化し、80%の成功率に近づきます。

“プロフィール”
特別支援教育に携わる30代。一児のパパ。ジブンの脳内で起こっている出来事をカタチにしたいと思い、noteを始めました。将来、ジブンのコンセプトを再現できるプライベートな教育機関を設立するのが夢です。趣味は読書、音楽鑑賞、勉強、カフェ。

2010.4 某大手学習塾 勤務開始
2015.3 某大手学習塾 退社
2015.4 某特別支援学校 勤務開始
2019.4 某中学校特別支援学級 勤務開始

【Now】
・特別支援学級担任 
・特別支援コーディネーター
・サッカー指導
・「児童発達支援管理責任者」の資格取得予定
・教育論文執筆予定

【Future】

🌟携わった子ども一人ひとりにとって「かけがえのない存在」になる!
🌟ジブンism=「   」をカタチにした、プライベートな教育機関を設立する!
🌟ジブンの考えをカタチにした子ども、保護者、教師が幸せになる特別支援教育に関する本を出版する!
🌟最高の学級を作り、最高のチームティーチングを実践する!

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