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駅カフェにて #4 『三宮駅前のタリーズから眺める阪急電車が素敵。』
たまに、カフェあるいは喫茶店に行って、そこで少しの間、ボーッとするのが、ちょっとした楽しみだ。
ただ、ボーッとできれば、どんなカフェでもいいのかというとそうでもなくて、ボーッとするのにも、ボーッとしやすいカフェと、ボーッとしにくいカフェがある。
もちろん、人によって、ボーッとしやすいカフェがどういうカフェか、ということについては意見が違うだろう。
僕の場合は、できるだけ静かで、景色が見えて、その景色に動きがあるとより良い、という感じだ。
欲を言うならば、電車が見えるというのが最高である。
たまたま三宮駅の駅前の信号を待っている時に、空を見上げたら、見つけたタリーズコーヒー。
見つけた瞬間に、あそこからの景色だと電車も街も綺麗に見えるだろうな、とすぐにわかった。
![](https://assets.st-note.com/img/1723323442671-04Vi9UnoLB.jpg?width=1200)
駅で、電車や街が眺められそうなカフェを探そうと思っても、なかなか見つけられるものではない。
だけど、ちょっと時間があった時に、駅前で空を見上げてみると、ふと景色の良さそうなカフェを見つけることがある。
駅前では空を見上げてみる、ということをやるようになった。
![](https://assets.st-note.com/img/1723323626527-tA5AKhxaFh.jpg?width=1200)
こちらのタリーズコーヒーは、神戸三宮阪急ビルの3階にある。
ここから見える景色はとても素敵だ。
窓からは、阪急電車が行き来するのが眺められるほか、JR三ノ宮駅の様子も眺められる。
阪急やJRの電車が行き来するのを間近で見ることができるのだ。
![](https://assets.st-note.com/img/1723323502515-yYko1gp2Z0.jpg?width=1200)
外から見ると、タリーズコーヒーがあるところが半円形の形の窓になっている。
ちょっと不思議なかたちだな、と思っていたら、先代の神戸三宮阪急ビルの意匠を再現したのだそうだ。
先代の神戸三宮阪急ビルは、阪神大震災で被災したのだという。
それから、現在のビルができたのが2021年。
これだけ時間が経っても、当時のビルの意匠を再現するということは、相当、人々の記憶に残るビルだったのだろう。
震災前の写真を見てみると、ビルの中に電車が吸い込まれていくような面白いデザインであることがわかる。
このタリーズがある場所の窓の形は意味のある形だったのだ。
そんな阪急三宮駅の歴史にも少し思いを馳せながら、ボーッと電車が行き来するのを眺める。
とても心地の良い時間が過ぎていく。
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