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まずはセルフイメージを変えることから

こんにちは。
パーソナルトレーナーの川越です。

やりたいことや目標があるのに、なかなか行動に移せなかったり、結果が出なかったり、自分には無理だと思ってしまうことはありませんか?僕は割とそう思うことが多いタイプです…笑

ただこのままではいたくないともがき続けるのも僕の性格で、色々と調べた結果、成果を出すためには、今の自分から変わるためには、まず何から始めるべきかが見えてきました。
パーソナルトレーナーの観点から言えば、身体を変えるための一歩として今回の記事を読み進めていただきたいですが、その他のことにも繋がる部分だと思いますので色々と役立ててもらえたら幸いです!


VRを使った研究から考えられること

みなさんVRを体験されたことはありますか?僕はランニングイベントでVRを体験したことがあって、VRゴーグルをつけたらゾンビが目の前に出てきてそれを倒すゲームをしたことがあります。(ランニング関係ない。笑)
そういった仮想の世界を体験できるものですが、このVRを使った研究で面白いものがあり、VRをつけてマッチョな自分の姿を見た時と細身の自分を見た時でダンベルの重さに違いを感じるかどうかという実験があります。

VRマスクをつけてダンベルを持つ人

その結果、同じ重さでも細身の姿では重く感じ、マッチョな姿では軽く感じられたという結果が出ています。また、他の研究ではダンベルを高い位置で何秒キープできるかの実験をしており、細身の姿では22秒、マッチョな姿では1分12秒キープできたという結果が出ているそうです。

この研究からわかることは、セルフイメージで出せる力や結果が変わるかもしれないということです。
自分は頭が悪いから、自分は筋力がないから、自分は運動音痴だから、自分は英語が苦手だから、自分はずっとBチームだったから、自分は見た目が悪いから、自分は不器用だから…こういうことを思っていたらいつまで経っても何も変わらなそうな気がしますよね!(これ全部僕が思っていたことです!笑)

表情や言動は潜在意識から

意識には「顕在意識」と「潜在意識」の2つがあり、顕在意識は自分で気づけるもの、意識できるものであり、潜在意識は自分では気づけない無意識な意識(感情、感覚、記憶、本能的な欲求)のことをいいます。
そして普段の行動は9割が潜在意識、1割が顕在意識と言われています。そのことから氷山の一角と例えられることも多いです。

意識下での行動は1%

この潜在意識が良ければ問題ないのですが、マイナスな潜在意識が多いとポジティブな行動の邪魔をします。例えば、健康のために毎朝5kmのランニングをしようと思っても、過去にランニングでつらい思いをしていたり、運動が継続できなかった経験があったり、ランニングして怪我をした経験などがあればそういうことを思い出さなくても「やめておこう」と無意識的に思ってしまうことが出てきます。先ほど述べたような自分に対するマイナスなセルフイメージも同様なことが言えそうですよね。
では、潜在意識やセルフイメージを変えるためにはどうしたら良いのか。そこで効果的なのがアファメーションです!

アファメーションとは

2005年に行われたアメリカ政府の組織、ナショナル・サイエンス・ファンデーションの研究によると下記のような結果が出ているそうです。

平均して人は1日に1万2千から6万個の考えを持ち、そのうち、80%はネガティブ、そして95%はその前の日と同じ考えだという結果が出ている。

宮崎直子. 鋼の自己肯定感 ~「最先端の研究結果×シリコンバレーの習慣」から開発された“二度と下がらない”方法 (p.98). 株式会社かんき出版. Kindle 版.

このネガティブ80%を少しでもポジティブに変えていこうという方法のことをアファメーションと僕は捉えています。
ネガテイブなセルフトークばかりしていた生活から、少しでも自分への声かけがポジティブなものになれば、だんだんとセルフイメージも変わり、表情や行動も変わりそうですよね。

アファメーションのやり方は、まず理想の姿や目標を達成している姿などを思い描き、それを言語化します。そして言語化したものを毎日口に出すことが良いと言われています。

アファメーションの例

声に出すことは誰も周りにいなくても恥ずかしさを感じるかもしれません。なのでそういう方は声に出さず頭の中でトークするだけでも良いかなと思っています。

うまくいかない証拠を探さない

バスケをしている人たちの中にゴリラがまぎれても人は気づかないというビデオ見たことありますか?授業か何かで見たのですが、何人かでバスケットボールをパス回ししている中、ゴリラの着ぐるみを着た人が通るのですが、ビデオを観る前にパスを何回するか数えてくださいという指示が出て、基本的にはみんなそれに集中するのでゴリラを見逃すという結果になります。

この実験は選択的注目の実験という実験で、この実験からわかることは、人は選択(注目)したものしか見えなくなる(考えられなくなる)ということです。
これを他のことに置き換えて考えてみてください。自分が手にしたいことに対して、自分の意識は何に注目していますか?うまくいかないとき、過去の失敗経験や今の自分の欠点となる部分しか注目していなければうまくいくのは難しい気がします。注目する部分を変え、うまくいく証拠、できる証拠を探してやることやっていきましょう!

結果を出すためにまずやるべきこと

以上のことからまとめると、何か結果を出したい、今の状態から変わりたいと思ったら何か行動をしたり、行動量を闇雲に増やしたり、何かを考え込んだり、人に相談したり、計画を立てたり、そういうことをする前に、まずは「自分はできる」というセルフイメージや今までの「マイナスな潜在意識」を変えることや過去の成功体験、現状の自分の良いところやできることに目を向けていくことから始めましょう!

とはいえ、何かしら成果を出すには才能も必要でしょ。と思うこともあるかと思います。
そんな時はOWDAYS社長、田中さんの言葉を参考にしていただきたいです!
10:18から見てみてください。

また、セルフイメージや潜在意識は周りからの影響も大きいです。自分のセルフイメージを下げる人とは付き合わないようにするということも大事です。

頑張りましょう!!

参考文献:
大久保柚希, et al. "アバタの力強さによる自己認知変化が重さ知覚に与える影響." 映像情報メディア学会誌 77.3 (2023): 394-400.


川越康平 Kawagoe Kohei


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