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well-being:満たされた人生の歩み方
こんにちは!
パーソナルトレーナーの川越です。
今回の記事は、
「自分の人生に、何かが足りないなぁ」
「自分にとって”良い状態”ってなんだろなぁ」
といったことを思っている方に読んでいただきたい内容となっております。
毎日充実している!毎日幸福感が高い!これからもそういう人生を歩むこと間違いなし!といった方は読まなくても良い内容かもしれません。
ということで、今回のテーマは「well-being(ウェルビーイング)」です。
言葉自体は聞いたことや目にしたことがある方がほとんどかと思いますが、より深く知り、考え方を変えることでより良い人生が送れるようになると思います。なぜトレーナーである僕がこのことを記事にするかというと、「健康」や「運動」が関わってくることと、僕が広めていきたいフィットネスと繋がるからです。では、メモの準備をして読み進めましょう!
ウェルビーイングとは
ウェルビーイングとは、身体的な健康だけでなく、精神的な安定や社会的なつながりなど、さまざまな要素が調和した良好な状態のことを表す言葉で、世界保健機関憲章(WHO)が定めた健康の定義の説明にwell-beingが使われています。
Health is a state of complete physical, mental and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity.
健康とは、病気ではないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが 満たされた状態にあることをいいます。
文章のはじめに「健康とは」と記載があるのでややこしくなるかもしれませんが、僕はウェルビーイングを下図のように解釈しています。
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ウェルビーイングを構成する5つの要素
アメリカの調査会社であるギャラップ社が実施した世界的な調査によると、ウェルビーイングは5つの要素から構成されていることが明らかになったそうです。
① キャリアウェルビーイング
ここでいうキャリアは、仕事はもちろんですが、ボランティアや子育て、学生であれば学校の授業などもあてはまります。つまり、「自分が毎日していること」があてはまるかと思います。この毎日していることが充実しているか、意味があるものか、考えてみてください!「充実している!」と言えれば良い状態と言えると思います!
② ソーシャルウェルビーイング
社会的なつながりのことなので人間関係がどうかといったところです。データによると充実した1日を過ごすためには6時間/日の社交的な時間が必要で、職場や自宅、友人との会話やメールのやり取りを行えると良いそうです。※1
6時間はなかなか難易度が高いですよね…。ただ、6時間に到達しなくても、1時間増えるごとにストレス軽減や幸福度の増大などのメリットが得られるとのことなので仕事が忙しいときも誰かと食事をしたり、電話をしたり、LINEをする時間を作ってみると良いかもしれません!
③ ファイナンシャルウェルビーイング
経済的な幸福のことですが、単に収入が多いということではなく、お金の使い方も大事なそうで、物を自分のために買うのは一時的な幸福で終わるため、誰かのために使うことや経験、思い出となることにお金を使うことが良いとのことです。※2
旅行に行くと幸福度が上がるとよく目にしますが、経験や思い出にあてはまりますね!
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④ フィジカルウェルビーイング
身体的な幸福のことで、適度な運動、十分な睡眠、バランスの良い食事が取れているかどうかが大事です。運動は単に見た目を変えるだけでなく、メンタルヘルスにも良い影響をもたらすと数々の研究で示されています。
⑤ コミュニティウェルビーイング
自分が他の人やコミュニティに影響を与えると幸福度が高まるそうです。※3
そのため献血や募金、ボランティア活動などでも幸福度が上がりそうです。周りの人のために自分ができることを、小さなことでも行動に移せると良さそうですね!
![](https://assets.st-note.com/img/1707135998578-yEXeTNIMPR.png?width=800)
フィジカルウェルビーイングを高めるためには
健康的な心は健康的な体からとよく言われています。では、健康的な体はどうしていけば良いのか、それは先ほど述べたように適度な運動、十分な睡眠、バランスの良い食事が必要で、より具体的なことを伝えようとすると膨大な文章量になってしまうので簡易的に僕がよく伝えることをいうと、
①運動は45分の筋トレを週2回、有酸素運動を週150分
②睡眠は7時間前後、睡眠の質も考慮すること
③食事は野菜や果物もしっかりとり、炭水化物を避けないこと。
タンパク質を最低でも体重分のグラム数、アスリートは体重×1.4~2.0g摂取し、脂質の取り過ぎには要注意。
といったところをよく話します。参考になれば幸いです。
また、運度をすることによるメリットは大学生を対象とした調査結果を見ると下記のような効果も期待できます。※4
・仕事を始めるときに元気がある
・小さな失敗を忘れて新しい目標に進める
・目の疲れや肩こりを感じることが少なくなる
・一つの目標に対していろいろな方法を考えることができる
など、メンタル面にも良い影響を与えてくれるのも運動のメリットです。
どんな運動でも良いです。まずは30分を週に2回やってみましょう。1回でもその直後から効果が出るはずです…!
やりすぎは逆効果となる可能性も示唆されているのでお気をつけください。
【おまけ】脳科学から見る3つの幸福
精神科医の樺沢先生によるとドーパミン、オキシトシン、セロトニンが十分に分泌されている状態で僕たちは幸福を感じるそうです。
「セロトニン的幸福とは、一言で言うと、健康の幸福。心と体の健康です。 オキシトシン的幸福とは、つながりと愛の幸福。友情、人間関係、コミュニティへの所属などの幸福です。 ドーパミン的幸福とは、お金、成功、達成、富、名誉、地位などの幸福です。」
そしてこれらには優先順位があり、セロトニン幸福→オキシトシン的幸福→ドーパミン的幸福の順が良いとのことです。これが崩れると不幸になるとも本に記載されています。
そのためまずは健康を意識しましょう。今回の記事で言うとフィジカルウェルビーイングのことになりますね。
運動や健康管理はスタートと習慣化させるまでが難しいと思います。そこをサポートするために比較的安価でオンラインサポートやランニングレッスン、ご友人やご家族と受けられるセミパーソナルなど対応させていただいています。
何かあればお気軽にご相談ください!
今回の記事を読んだ後に取るべき行動は?
さて、今回はウェルビーイングについてお話させていただきました。
最初に記載したように、
「自分の人生に、何かが足りないなぁ」
「自分にとって”良い状態”ってなんだろなぁ」
と思っている方に読んでいただきたい内容、そしてこれからの行動(人生)を変えるきっかけとなればと思って記事をまとめました。
まずやるべきはウェルビーイングを構成する5つの要素それぞれに対して自分はどう在りたいかを考えることかと思います。そしてそのために何をしたら良いかを次に考え、日々の考え方を見直すことや行動に移していくのが良いかと思います。
どう在りたいかを考える際に、「あの資格があれば…」「もっと〇〇があれば…」といったように今無いものを考えるのはそれを手にするまで"良い状態"にはなれないので、今あるものや今の自分をもとに、どういう状態が自分にとって良い状態かを考えましょう!
以上です!
参考文献:
※1 GALLUP BUSINESS JOURNAL AUGUST 19, 2010 “Your Friends and Your Social Well-Being”
※2 GALLUP BUSINESS JOURNAL SEPTEMBER 16, 2010 “Your Spending and Your Financial Well-Being”
※3 GALLUP BUSINESS JOURNAL NOVEMBER 30, 2010 “Giving and Your Community Well-Being”
※4 甲斐菜津美, and 山崎文夫. "大学生における運動に関するライフスタイルと精神的健康." Journal of UOEH 31.1 (2009): 89-95.
川越 康平 Kawagoe Kohei
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