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乾杯はもっと美味しくなる。想いと泡の数だけ弾ける笑顔を生むビール。

コロナ禍。めっきり外で飲む機会が減りました。

お酒自体が大好きというわけでもない私は日々の晩酌をするわけでもないので、あっという間にお腹への負担は減っていくある意味で健康的なライフスタイルを得たような気がします。

減っていく中性脂肪に比例して、失いを感じるのが乾杯の笑顔。最初のビールをみんなで掲げるあの瞬間に勝る高揚感や笑顔はないのではないでしょうか?あぁ、ビールはやはりみんなで飲むのが一番幸せな気がします。

日々の生活にそんな気づきを与えてくれたきっかけがあります。もしかしたら宣伝のようになってしまうかもしれませんが、気持ちが溢れたときにだけ書くというマイルールの範疇です。マイファームという農業ベンチャーの中の人がちょっとテンション上がったんだろうな、くらいの気持ちで読んでもらえれば幸甚です。

ビールはどこからやってくるのでしょう

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いつも安定した幸せをご提供いただく大手酒造メーカーさん。嗜好のパラダイスで彩りを与えてくださる各地ビール&クラフトビール会社さん。そんな会社がたくさんある日本に住む私たちは幸せ者です。

さて、それらの原料になるものはどこからやってくるのでしょう。

やはり、答えは第一次産業にあるのは間違いありません。幸せの加工を施されたビールという存在と、幸せとたまに翌日への辛さを運ぶアルコールの存在によって忘れがちですが、ビールも畑、土からやってくるのです。

当たり前だけど、これは大事なこと。なぜか。
だって知れば知るほど乾杯の魅力がグイグイと上がるからです。

1人の社員が好きで始めたビールプロジェクト

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マイファームという会社では「社員1人1人がやりたいことを会社全員が応援する」という文化があります。農業プラットフォーマーとして活動する私たちにとって、自然界の多様性に習って、個人の多様性を大事にすることが社会にとって確かなものだと信じているからです。

ビール大好きな間瀬さんという女性社員が言いました。
「先生、ビールがつくりたいです・・・」
確かそんな感じです。

間瀬さんは時代の最先端みたいな働き方をしていて、夏は東北、冬は沖縄、たまに都市部にというアドレスホッパー農家のような仕事スタイルです。全国各地で農業生産に携わりながら、地元農家さんを中心としたコミュニティーに飛び込み、飲む。現場からの日報はご飯とお酒がセットです。

地域の魅力の塊である農家さんや、それを伝える観光業がこの度のコロナ禍で影響を受けているのを目の当たりにしながら、間瀬さんは行動を起こしました。そう、地ビールをつくると。

そこで生まれたのが「畑咲くビールプロジェクト」です。

「ビールを通じて、風土と農家を知る」きっかけとなるビールをマイファームファミリー(アグリイノベーション大学校卒業生、関係生産者etc…)の農産物を使って作りたく、2019年から企画を進めてきました!
ビールを飲みながら、その地域の農村風景を思い出す、行ったことはないけど行った気になる。その土地で農業をする生産者のことを知ることができる。ビールを「モノ」としてでなく、「ヒト」と「コト」の角度からも楽しんでもらいたいという想いから企画。
企画名の「畑咲くビール」には、畑ですくすくと育った農産物がビールとして生まれ変わる(咲く)という想いを込めました。
(プロジェクト担当者:間瀬の想いより)

なかなか素敵なプロジェクトです。
ビールを通して、物理的な距離を飛び越え、笑顔が咲く。会社として、社会全体を酔っ払わせる大義名分ができました。心置きなく酔っ払ってもらおうではないですか。

第一弾は沖縄の黒糖ビール

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「畑咲くビール」は全国の農産物を使ったリレー方式のオリジナルビールプロジェクトです。生産・販売が目的ではなく、大事なことは繋ぐこと。あと、乾杯すること。

記念すべき第一弾は沖縄県宜野座村。ザワワ、ザワワなこの土地でサトウキビ農家を営む、渡久地さんの純黒糖を使った「キビといつまでも(純黒糖ブラウンエール)」です。

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沖縄の圧倒的な自然の風景の中に、なくてはならないのが農業です。それはどこの地域でもそうであって、農業とはまさにその土地の風土であり、その風景を守るという意味でも農家は存在すると感じ、そんな中宜野座村でこだわりの純黒糖を作る「渡久地さん」と出会いました。
渡久地さんは、地元の宜野座村でさとうきびを収穫して新鮮な状態で絞り、一番搾りだけを使って(工場などでは3回ほど絞るので雑味が出る)鍋で煮詰めてミネラル豊富でさとうきびのフレッシュな香りのする純黒糖を作っています。
(プロジェクト担当者:間瀬の想いより)

沖縄に行って、さとうきびを噛じったことがある方はご存知かも知れませんが、沖縄という豊かな自然の甘みを感じる逸品なのは疑いようがありません。そのフレッシュなさとうきびを存分に使ったビール。

早く飲みたい!!!

衝動をおさえましょう。さらに美味しくなる魔法をかけます。

実は奥深いさとうきびの世界

どうやら、さとうきびは場所や品種によって糖度も違うようです。では、今回のさとうきびはどんなモノか知らねばなりません

渡久地さんが育てるさとうきびは品種が古いものだそうです。さとうきびも生産している面積当たりの収量が多い、糖度の高いものが品種改良が進んでいます。しかし、そこはトレードオフ。昔ながらの品種が持つミネラルやコクが失われがちになるとのこと。

いい悪いではなくて、その事実を知らずして消費選択を行う私たちはもっと知るべきでしょう。そう、この「畑咲くビール」でね。

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写真だけのダイジェストでお伝えしましたが、黒糖ってこんなに美味そうでしたっけ?もう黒糖への情報感度が高くなりっぱなしです。ここまで来たら、自分で黒糖をググっている自分がいます。

さぁ、準備はできた。あとはビールだ!

自然と人の営みを知り、ビールを通して豊かなコミュニティーに飛び込む準備ができました。乾杯からキメる最初の一口で妄想が爆発しそうです。

例え、1人のおうち時間であっても、家族や友人と囲む場であっても、オンライン飲みであっても、乾杯の重みが違います

お待たせしました。
クラウドファンディングはマクアケより9/10リリースです!
最先端なお知らせは、このnoteの執筆者が公式中の人をつとめるTwitterより発信します。

それでは、みなさんと高らかに乾杯できる瞬間を手を洗ってお待ちしております。9/10にまたお会いしましょう。

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