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【温泉・宿】日本三大薬湯 松之山温泉 バルに泊まってみた

初めて越前妻有 大地の芸術祭トリエントナーレを訪れる時、メインエリアである「まつだいエリア」へ行こうと決めましたが、今回は1人旅、交通手段をローカル線と決めていたので、どこに泊まれば良いのか悩みました。

「できれば温泉も食事もお酒も地元産を使った宿に泊まりたい。」と新潟の友人に相談したところ、日本三大薬湯である松之山温泉にカジュアルフレンチと地元産のワインや地酒をたくさん用意している、バル&ホステル「醸す森」という面白い宿があると紹介されました。

調べてみると森の中のバル&ホステル、宿のコンセプトは「あなたを醸す」人やお酒や風土と出会ってあなたの中に何かが生まれる場所でありたい。とありました。なかなか面白そうな宿だなと、ワクワク感が盛り上がり、早速予約して訪問してみました。

結果からいうと、とっても素敵なアート空間、リラックスできて、日本三大薬湯の松之山温泉楽しんで、コスパ最高!のバル&ホステルです。お酒好き、温泉好きの1人旅にもおススメなお宿です。

なんせレストランで素敵なアートと外の景色を楽しみながら、美味しい地産地消食材を使った雪国ガストロノミーのお食事とお酒を楽しんだあと、帰ることを気にせず、引き続きお部屋でゆったり楽しむことができます!

ここからは醸す森についてご紹介をします。

Bar&Hostel 醸す森[Kamosumori]

醸す森について

森の中の一軒家、醸す森

「醸す森」は元々は十日町の「おふくろ館」という自然体験施設だったそうです。閉鎖が決まった翌年2019年、松之山温泉で「酒の宿」として知られる「玉城屋」の経営者である山岸さんが地元のこの象徴的施設を再生されたそうです。
「玉城屋」という温泉宿もとっても魅力的ですので少しご紹介します。

玉城屋とはどういう宿なのか

4代目オーナーである山岸祐一さんは、料理人修行後、経営学を学ぶため、リクルートなど複数の上場企業で働き、ソムリエ、酒匠などを取得。
2016年7月、十日町 松之山温泉にある実家、「酒の宿 玉城屋」の4代目に就任しました。日本酒ソムリエ国際大会では、世界ベスト7位というお酒のプロです。

そんな山岸さんが、「宿が元気になれば、地域は元気になる」というコンセプトにもと、2017年12月にミシュラン東京二つ星を7年連続受賞している、「リューズ」で働いていた栗山シェフを料理長に迎えます。

こんな豪雪地帯にフレンチ、それもミシュランレストランのシェフ、その上、お酒のプロがいる宿、とても気になりませんか?
気になった方はこちらからどうぞ。

玉城屋サイト:https://www.tamakiya.com/

行き方

「醸す森」へは松之山温泉から10分程車で走った丘にポツンと佇みます。
車でしか行けないのですが、まつだい駅からタクシーに乗って15分程で行くことができました。
途中きれいな棚田を見ながら山を上がっていきます。

あまりに山の中に入っていくので、これで大丈夫なのかとドキドキしますが、ほどなくしてポツンと一軒家に到着。「え、これですか?」とたじろぎながら聞いてみると、運転手さんが、これが「醸す森」ですよと。

宿の周りには本当に何もなーい!!と、ドキドキしながら中へ入ると素敵なレストランが広がります。

チェックイン

バル、レストラン

玄関に入ると、広めのバルと一面のガラス窓の先には自然が広がります。
バルの入口でチェックインします。

素敵だなーと景色を眺めつつ、窓辺で一息ついて、ウェルカムドリンクに日本酒を頂きます。

ウェルカム日本酒

窓際から外を眺めると素敵なアートが池に浮かんでます。よく見るとお宿のあちこちにアートがありますので、アート探しも楽しいです。

池に浮かぶアート

沢山のお酒がガラス棚に並んでいます。
ワインや日本酒は夜のディナーでペアリングをお願いしたので楽しみです💕

お酒が沢山🥃並んでます


雨が止んだので、少しだけ宿の外を散歩してみました。
BBQもできるようです。大勢で来たときはBBQしてみたいです。

BBQテーブル



お部屋

お部屋は1人だったので、シンプルなスタンダードツインのお部屋を予約しました。1人には広めのお部屋です。

スタンダードツイン、畳の間付き


お部屋のタイプはいくつかあり、温泉が付いている部屋やインドアキャンプルームなどあるのでその時のシチュエーションで選べます。

共用洗面所
浴衣は好きなサイズをどうぞ


トイレ、シャワー、お風呂がついていない部屋は共用のものが使えます。
浴衣は廊下にある好きなもの選びます。

お風呂

お湯は有馬温泉、箱根温泉と並ぶ日本三大薬湯の松之山温泉です。


お風呂

日本三大薬湯、松之山温泉を詳しく知りたい方はこちらをどうぞ

お食事

夕食
楽しみにしていたワインのペアリングと、雪国ガストロノミーです。
フレンチなのに、温泉後、浴衣でOKなので、食べて飲んで満足したら、リラックスするだけモードです。

レストランは夜になると、光に照らされた外の景色が浮かびあがり、これまた素敵な雰囲気です。
早めの夕食だったので、たんだんと日が落ちてくる中、お食事が進みます。

アペリティフとワイン


コースは前菜、スープ、お魚、お肉、デザートとどれも美味しゅうございました。

マリネ
スープ
鮭のムニエル
地元産ボークソテー
デザート

ワインのペアリングは、フランスや新潟産などがありました。
ワインの中で私が気に入ったのは新潟白ワイン、ルサンクのシャルドネです。日本のワインって言われないと分からない程、素晴らしい1本です。

デザートの後、日本酒をサービスして頂きました💕

サービスの日本酒💛

太鼓ライブ

全ての太鼓を1人で演奏!

この日は太鼓の生ライブもありました。山の中で響く太鼓の音、感動です。
太鼓たたきさんは「切腹ピストルズ」というグループの方でした。

1999年に東京で発足し、日本や海外で演奏をおこなっています。
詳しくはこちらをどうぞ

https://www.echigo-tsumari.jp/art/artist/seppuku-pistols/

動画はこちら。

目の前で演奏される太鼓はとても音が大きく、体にしみるほどの勢いです。

太鼓叩きさんが席を回ってくれました


山の中なので外は気にせず、思いっきりの演奏に心揺さぶられます。
暫くは感動しつつ、余韻を楽しんで、眠りにつくのでした。

朝食

おばちゃん手作り朝食

朝食は地元のおばちゃんの手作り、棚田のご飯とおかずが並びます。
十日町では外には出ない棚田の地産地消のお米を楽しむことができますので、こちらもじっくり味わってください。

手書きメニューか可愛い💕

コスパ

このお宿、驚きのコスパです。1泊朝食付きで1万円程から泊まれます。素泊まりなら1万円切ります。ディナーは5,000円からです。私の泊まった時は、1人部屋、1泊2食付き、太鼓演奏付きプランで17,000円となんと素晴らしいコスパです。東京でフレンチ食べた位の価格です。
その上、日本三大薬湯 松之山温泉が楽しめます。

まとめ

すっかり「醸す森」さんに醸され、癒され、リラックスさせて頂きました。
コンセプト通りのお宿です。こちらのホテルもまた訪れたいホテルリストにランクインです。

まつだい、松之山エリアはまだまだ沢山のお宿があります。大地の芸術祭や棚田など里山風景を楽しみながら雪国ガストロノミーツーリズム楽しんでみてはいかがでしょうか?


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