2歳息子に春がきた?
↑昨日の記事にある通り、息子は「ピアノえほん」でクラシック曲の「ジュピター」と「春」が好きになりました。
最近は、YouTubeでオケの演奏も聴いています。
というのも、息子が子ども向けの動画にハマってしまい、中毒になりつつあるので、私が「YouTubeでジュピターを聴いてみたら?」と提案したのです。
「ピアノえほん」に内蔵されている「ジュピター」は一番有名なところだけで、曲の全体を聴こうとすると知らないところもたくさん出てきます。
でも息子は一応、聴いています。
(ちなみにオケの演奏風景が映るものは嫌なようで、木星の画像がずっと表示されている動画が好き)
「ジュピター」が終わると、「"春"も(聴く)」と言うときもあるのですが、ジュピターだけで終わることも結構あります。
息子は、どっちかといえば「春」より「ジュピター」のほうが好きなようです。
ホルストや「ジュピター」の何が2歳児の心に響くのかは、さっぱりわかりません。
でも、クラシックに興味を持ってくれること自体はまぁいいかと思っています。
息子にとって「春」といえば…?
そんな息子と、3月の初めに散歩をしました。
道端には、小さい花のつぼみが少しありました。
私はそれを見て、「春だから、これからお花がいっぱい咲くねぇ」と息子に話しかけました。
すると、息子は真面目な顔をして
「はる?
"びばるでぃー"の?」
と言ったのです。
私は一瞬、固まってしまいました。
この部分だけ切り取ると、なんとも高尚な会話ですが、この子にはまだ"季節"という概念がないのです。
春も夏も秋も冬も、何も知りません。
その状態でヴィヴァルディの「春」を覚えたから、彼にとって「春」とは曲の名前でしかないのです。
私は必死で、「春っていうのはね、暖かくなって、お花がたくさん咲くことなんだよ」と、思いつく限りの説明をしました。
絵本で「春」を学ぶ
その後、知り合いの方から古い絵本をもらいました。
半分以上読んでから気づいたのですが、「冬から春になる」という描写のある絵本が数冊混ざっていました。
今の時期に合う内容をわざわざ選んでくれるなんて、素敵な気遣いだなぁと感心しました。
どの絵本でも、冬から春になると雰囲気が明るくなり、登場人物が喜んでいました。
私は読み聞かせをしながら、息子に「春になると、皆こうやってうれしくなるんだよ」と教えました。
その瞬間は無反応でしたが、息子は後日
「今はぁ〜雪が降ってない…から冬、じゃない?
あったかくぅ〜なったらぁ、春?」
と、片言の日本語で一生懸命、冬と春の違いを理解しようとしていました。
そんなわけで、何とも不思議な切り口から季節の勉強が始まった息子ですが、子どもが学ぶきっかけってどこにでもあるし、どこから切り込んでもいいんだな、と私は思いました。
ちなみに、息子は私や夫、祖父母から「夏になったらスイカが食べられるからね〜」とたびたび言われています。
でも、夏は息子にとってはまだ遠すぎて、ピンとこないようです。
なぜ私たちが息子にスイカの話をするのかというと、去年壮絶なエピソードがあったからです…
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