記憶には、文字よりも絵を使おう
「言葉で説明」よりも「言葉+絵で説明」
絵や図を描くなど「視覚」を使って説明する。
実験①
ある事柄を説明して、72時間後にどれだけ覚えていたか?
・「口頭で説明」した場合、10%しか記憶していなかった。
・「絵を使いながら説明」した場合、65%も覚えていた。
つまり、視覚を使うと、口頭で説明するよりも6倍以上記憶に残るのです。
実験②
2500枚以上の絵を10秒ほど提示した後の記憶
・それらの絵は90%以上の精度で数日間記憶されていました。
・一年後に再検査したところ、なんと63%も記憶されていました。
画像優位性効果
文字よりも絵は、圧倒的に記憶に残りやすい。インプットが視覚的であればあるほど認識されやすくなり、思い出す可能性が高くなります。
・脳の9割は視覚情報処理
・視覚情報の処理速度は文字情報の6万倍
・記憶の8割は視覚記憶
・視覚情報の活用で学習効果は4倍
口頭での説明は聴覚情報なので、脳内で文字情報に置き換える必要があり、処理や理解に時間がかかります。一方、視覚情報は文字情報とは別の情報処理経路をとり、それは直感的、瞬間的に処理されます。文字情報を処理できるのはヒトだけです。ほとんどの高等生物は視覚情報処理ができ、瞬間的に視覚情報を処理できます。瞬間的に処理できないと外敵に殺されてしまうからです。
【視覚情報処理】
動物的で瞬間的な情報処理なので、処理スピードが速い。
【文字情報の処理】
非常に高度な情報処理なので、時間がかかる。
つまり、文字情報だけで伝えるよりも、視覚情報を併用したほうが、情報伝達するうえで圧倒的に有利なのです。
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