内容よりも回数が大切です。
多くの方々がご存知のように、職場、友人、恋愛、家族などコミュニケーションにおいて、「雑談」は大切ですよね。
その「雑談」、「長く話す」より「ちょくちょく話す」方が人間関係構築に効果的なのです。
ザイアンス効果
雑談は内容よりも回数の方が重要です。そのことを示されているのが、アメリカの心理学者ザイアンスが行った実験です。まず、10人の人物の写真を被験者に見せます。写真ごとに、見せる回数が1回、2回、5回、10回、25回と異なります。写真の提示後に、写真ごとに好意度を評価してもらいました。その結果、多く見せた写真の人物ほど、被験者の好意度が高くなることがわかったのです。つまり、接触回数が増えるほど、人の好感度は高くなるのです。これを、ザイアンス効果、または単純接触効果といいます。
内容よりも回数が大切
雑談などのコミュニケーションをする場合、「何を話そう?」とその内容を必死に考えて、結局、話せない、声をかけられない、という人もいます。しかし、コミュニケーションは、内容よりも回数が大切。「おもしろい話をしなければ」とか「楽しい話をしなければ」という気負いは捨てて、「おはようございます」ととりあえず声をかける。その後、話が続かなくてもいいのです。そのくらい軽いスタンスでいいのです。肝心なのは、内容よりも回数ですから。
忙しいビジネスマンの方は、「月に1回、家族旅行に連れていけば、家族とのコミュニケーションはOK。」と思っている人もいるかもしれません。しかし、「月に1回の家族旅行」よりも「1日5分の家族との会話」の方がはるかにコミュニケーションを深めるのです。
結論
コミュニケーションも小さな積み重ね。コツコツと接触回数を増やしていくことが大切。そして、その1回1回のコミュニケーションは、挨拶程度の小さなものでいいのです。そして、完璧を目指さず、適当でいいのです。多く、短く、何回も接触することが、人間関係を豊かにするのです。そして、その豊かな人間関係は人生をより鮮やかなものにしてくれることでしょう。
今日も素敵な一日をお過ごしください。
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