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トロントの好きなところ、嫌いなところ

トロントで生活をすると、
日本とは違う文化や常識に気づきます。

どちらが良い、悪いではありません。

なので、好きなところ、嫌いなところ
というタイトルにしました。

あくまでも私の主観です。

といっても、多くの日本人が同じように
感じていると思います。

これから海外留学やワーホリを考えている人が
興味を持ってくれたらうれしいです。

トロントのここが好き



1.公園が多い

バンクーバーほどではないかもしれませんが、
東京に比べると自然が豊かです。

公園がやたらあります。
ダウンタウンにも、結構大きい公園があります。

国土が広いとはいえ、
都市の中にあれだけ公園をつくるのは
国?街?が意識しているんだと思います。

日常生活で緑が目に入ることで、
自然とリラックスできている気がします。


2.優しい人、おおらかな人が多い



街できょろきょろしていると、
「何か探しているの?」
「どこに行きたいの?」
と助けてくれる人が多いです。


歩いていると、知らない人から
「I love your jacket!」
と話しかけられることも。

知らない人に気軽に声をかけて
スモールトークをする文化は
日本にはない、素晴らしい文化だと思います。

飲食店では、おおらかなお客さんが多いです。
長く待たせてしまっても、怒る人はほとんどいません。

この前仕事中に、待たせてしまったお客さんが
「こんなに忙しいのは、君たちにとっていいことだね!」
と言ってくれました。

なにそれ、イケメン。

日本人はせっかちという意味を実感しました。


3.How are you?のあいさつ

お店に入ったら
「Hi there, how are you?」や
「How's it going?」
などのあいさつを交わします。

働く側からすると、
日本でいう「いらっしゃいませ」
のような感覚です。

返しはだいたい
「good,and you?」
「wonderful,thanks」など。

中学で習う
「I'm fine thank you,and you?」
はまったく使いません。

お客さんによっては
「Is it busy today?」
と話しかけてくれることも。


はじめはこの簡単なあいさつが慣れなくて、
ちょっと面倒くさいと思っていました。

でも慣れてくると、

その言葉を交わすことで
お客さんとの距離が縮まりますし、
明るい接客をしようという気持ちになります。

「I'm good!」と言った後に
いや、疲れてるじゃん!
という接客をするわけにはいきません。


4.外国人だからといって浮かない

トロントは
「人種のモザイク」
と言われる多文化、多民族の街です。

カナダは移民で成り立っている国です。
現在でも移民を寛容に受け入れています。

トロントで生まれ育った
アジア系のカナディアンもたくさんいます。

なので、私が歩いていても
外国人だからといって見られたり、
カナディアンと違う扱いを受けることはありません。

日本は単一民族国家なので、
外国人を見かけると、
珍しげにちらちら見る人も多いと思います。

そういう人たちに悪気はなく、
ただの好奇心だと思いますが、

見られる側からしたら
いい気持ちはしないはずです。

トロントでは私が外国人ですが、
そういう経験はしていません。

だれが外国人でだれがカナディアンか
みんな気にしていません。


トロントのここが嫌い



1.道にゴミが落ちている

トロントにはあちこちにゴミ箱が設置してあります。

外出中にゴミが出たとき、
すぐに捨てられるので便利です。

それにもかかわらず!
道にはゴミがたくさん落ちています。
コーヒーの紙コップやペットボトルが多いです。

ゴミ箱がこんなにあるのに、
なんでポイ捨てするんだろうか。


私の考えですが、

トロントはいろんな国から
いろんなバックグラウンドを持った人が
集まっているので、

社会通念やモラルの統一が難しいのかなと思います。

ゴミ拾いの仕事をしている人もいるので、
雇用機会が生まれていると考えることもできます。

でも私は、
ゴミが落ちていない
きれいな街が好きです。

さらに困ったことは、
この便利なゴミ箱たちは、
夏になると悪臭を放ちます。

これならゴミ箱なくていい!
と思います。

2.公共交通機関がすぐ止まる

ストリートカー

日本ほど、
電車やバスが時間通りに来る国はない
のは知っています。

が、トロントの地下鉄はやたら止まります。
止まるとはどういうことか。

地下鉄に乗っていると、突然アナウンスが流れます。
「この電車は次の駅までしか行かないので、
全員降りてください」

このアナウンスの音が悪くて
ほとんど何言ってるかわかりません。
ネイティブも聞き取れないと言っています。

周りを見て、雰囲気で理解して、
泣く泣く下車します。

降りた駅で待っていれば、
次の電車が来るんですけどね。

あまりにも頻繁に起こるので、
市民はうんざりしています。

ストリートカーの行き先が突然変更になることも。

待ち合わせには、余裕を持って向かいましょう。

3.ホームレスが多い

特にダウンタウンに多いですが、
ダウンタウン以外でも見かけます。
日本よりはるかに多いです。

日本のホームレスと違うのは、
ホームレスがアグレッシブなことです。

お金や食べ物を求めて話しかけてきます。

私は普段Apple Payしか使わず、
現金を持っていないので、

話しかけられたら、
「I don't have any cash.」
と言って断ります。

極力話しかけられないようにしています。

というのも、

ホームレスのなかには、
ドラッグや酒でおかしくなった
危険な人がいるからです。

むやみに近づかないようにしましょう。

番外編 びっくりしたこと



好き、嫌いではなく、
日本との違いにびっくりしたことを紹介します。


1.犬が多い

トロントでは犬を飼っている人が多いです。

人々にとって、
犬はステータスの意味合いもあります。

・公園が多い、
・プライベートの時間が多いワーキング文化
も犬を飼いやすい環境です。

しっかりしつけられている犬がほとんどで、
散歩中に吠える犬は少ないです。

トロントの公共交通機関は
キャリーケースなしで犬も乗れます。

ドッグトレーナーやトリマーの需要も
日本より高いです。

2.露出が多い服装

特に夏は、もはや下着?水着?
みたいな恰好で歩いている人が結構います。
お腹が見えているのは普通です。

周りの目を気にせず好きな服を着る文化は
本当に素晴らしいと思います。

ただ、私は目のやり場に困ってしまいます。

欧米では、
白い肌より日焼けした肌が美しい
という価値観なので、

焼きたくて肌を出している人もいます。

男性も、上裸で歩いている人がいます。
日本なら警察に声をかけられそうですが、
トロントでは普通です。

真冬でも、
ダウンの下はへそ出しの服を着ている人
がいます。

寒くないの?


まとめ

カルチャーショックとまでは思っていませんが、
日本との違いはたくさんあります。

違いを見つけること自体が楽しいです。

長くいると慣れてきて、
当たり前になります。

留学、ワーホリで滞在予定の人は、
初期段階で日本との違いをまとめておくと、
お土産話になりますよ!

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