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#597 読書記録「成瀬は信じた道をいく」

2024.6.29.
あと2日で今月も終わりだし、今年の半分が終わるのだとか。亀屋万年堂のブルーベリーチーズ大福は6月限定の商品なので、食べられるだけ食べておきたい。(今日も1つ食べた。どんだけ好きなんだ。)



さて、久しぶりの読書記録!私は本を読むペースが遅い上に、疲れてくると本を読む時間や心の余裕の確保が難しくなり、4コママンガくらいしか受け付けなくなる。今回はどうして読む機会ができたかと言えば…図書館で予約したからである。

読んだ本は「成瀬は信じた道をいく」
今年本屋大賞を受賞した「成瀬は天下を取りにいく」の続編だ。1冊目からのファンなので、これまでも記事を書いてきた↓

こちらの本、だいぶ前に予約していて、その時は予約数が数百件…!これは予約数年待ちの飲食店のような感じで、きっと年をまたいで忘れた頃に連絡が来るんだろうなと思いつつ、どうしてもすぐに読みたかったら買うかくらいの気持ちで予約を入れた。

それが、まさかの5月下旬に用意できましたとのメール。仕事帰りに図書館に受け取りに行った。すぐ店員さんに話しかけてしまうタイプの私は、図書館のカウンターの方に「この本、すっごくたくさん予約が入ってたので、しばらくは連絡が来ないだろうなあって諦めてたんです!」と伝えたところ、「人気の本は、かなりの数図書館でも仕入れて予約を回していくので、意外に早かったりするんですよ。」とのこと。そうなのか。みんな、読みたい本が予約でいっぱいでも諦めないで!


1作目があまりにも面白かったので、自分の中で期待を高めてはいけないとなぜか危険信号を出していた。続編でがっかりという展開は、映画などでもよくある。

成瀬の人生は、今日も誰かと交差する。「ゼゼカラ」ファンの小学生、娘の受験を見守る父、近所のクレーマー主婦、観光大使になるべく育った女子大生……。個性豊かな面々が新たに成瀬あかり史に名を刻む中、幼馴染の島崎が故郷へ帰ると、成瀬が書置きを残して失踪しており……!? 読み応え、ますますパワーアップの全5篇!

新潮社HPより

とりあえず読んで…その心配はいらなかった!今回も成瀬は成瀬で素晴らしいし、そこに関わる人たちも素晴らしい!滋賀もまた素晴らしい!

以下、ネタバレあります。ご注意ください。

今回は、成瀬と関わる様々な人たちの目線から物語が進んでいく。
◆総合で成瀬について調べる小学生
◆成瀬の父
◆成瀬のバイト先に来るクレーマー主婦
◆観光大使英才教育を受けてきた女子大生
それぞれの話があり、最後の章ではまさかの成瀬が失踪!成瀬の相方である島崎とこれらの登場人物が絡み合いながら成瀬を探していく。(最終的に向かった場所が面白すぎて…マジで大晦日。)

私のイチオシは観光大使の女子大生!3代続けて滋賀の観光大使になることを目指して英才教育を受けてきたというおもしろ経歴をもつ。この子が成瀬と共に2人で観光大使に選ばられるのだ。SNSの発信では、最初に「あさぼらけ☆おはから〜」と付けていて、それを見たSNS初心者の成瀬が、
「瀬をはやみ〜の成瀬あかりでございます」
から始めたの、笑った…。


成瀬って、よく考えたらいつもこうだ。

「天下を取りにいく」でも「信じた道をいく」でも、本当に変わり者で猪突猛進ではあるが、それは聞く耳をもたず我が道を行くということではない。漫才をしてM-1に出るぞというときも、最初に作ったてんで面白くない漫才から、島崎と共にあーだこーだと改善点を探った。

「確かに」「それもそうだな」「島崎の言う通りだ」などと、周りからのアドバイスを聞いて吟味し、自分が納得したら取り入れる。

そういう、芯のある柔軟さのようなものをもつ成瀬が羨ましい。

あとやっぱり、一生懸命さは人の心を動かすよね〜!


いやあ今回も、成瀬に背中を押していただいたので、私は私の信じた道を、芯をもち柔軟に懸命に、歩んでいこう。



#教員エッセイではない
#読書記録
#成瀬は信じた道をいく
#成瀬は天下を取りにいく
#ゼゼカラ
#大学受験でYoutuberを連れ帰ってくる成瀬
#けん玉記録挑戦
#今年来た先生で成瀬に話し方が似てる方がいる
#瀬をはやみの成瀬あかりでございます

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