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#598 小学校における男子と女子

2024.6.30.
「バレーボールネーションズリーグ、男子が決勝進出!」というニュースで、朝から気分がいい。夜7時からは準決勝の再放送(勝つと分かっていると安心して見られる)、翌午前3時から決勝中継。…起きて観るか悩みどころだ。


一昨日アップされていたちきりんさんのvoicyについて。

今回は、パナソニックコネクトさんの出している「Pride Action30」という、LGBTQ+について理解を深めようという取り組みから考えたことについての配信だった。


そこから、小学校における男子女子について考えていたら果てしなく疑問が出てきたので、とりあえずまとまってはいないが、考えたことを羅列していこうと思う。

過去記事で、男子女子について書いたこともあった↓


★名簿は混合か別々か

自分の小学生時代、男子女子の違いは今よりも大きかった。確か名簿は男女別。そして男子の方が先。卒業式の証書授与で中身を読み上げてもらうのは、1組の男子1番と、2組の女子最終番号の子だった。

そこから約20年。私が小学校教員になってみると、名簿は男女混合になっていた。働き始めからそうだったので、特に何も疑問をもつことはなかったように思う。

驚いたのは一昨年。公立の中学校に不登校支援に行ったときだ。教室の後ろに名簿が掲示されていたのだが、それが男女別だった。
逆に中学校の様子を全く知らなかったので、公立の中学校って名簿が男女別なんだ!これって他の地域の中学校でも普通なのかな?へええ、面白い…などと思っていた。


★整列するときは?

クラスの子を並べるとき、「男女1・1(イチイチ)で並んで〜」などと声をかける。名簿は男女混合なのに、整列するときは男女別というパターンが、これまで勤務してきた学校では多かった。これって何でだろう?

最近はそれも、男女混合背の順という方式に変わってきているところがある(多い?)ようだ。勤務校も、今年からそっちパターンだったかも…。なので、整列の仕方は「名簿順2列」と「背の順2列」の2パターン。

ちなみに、背の順という並び方も国によって違うらしい。こちらの電通総研の記事はとても興味深い↓


★施設って男女で違うものがある?

トイレは街中の施設と同じように普通に男女別。体育のときの更衣室も基本は別々で、上の学年ほどきちんとした更衣室があるが、下の学年では教室をカーテンで区切ったり、時間で分けて片方が廊下で待っていたり、2クラスで男子女子の着替え場所を分担したりしている。

ちなみに、姪2の送り迎えで行った保育園は男女でトイレは分かれていなかったように思う。個室トイレで、上から大人が様子が見えるようになっていた。

保育園の着替えはどうしているんだろう…そこは性差なく一緒なのか?

ともかく、小学校ではトイレと更衣室以外で男女別になっている施設は特になかったように思う。


★検診の時って…

これは今やほとんど男女混合?眼科や歯科、耳鼻科など、男女が一緒にやっても全く影響ないように思える。…でも、よく考えたら今年度、身長体重+視力の手伝いに行ったら、子供たち男女別に来ていたな。なぜだ?これは、勤務校の養護教諭に聞いてみよう!

ほとんどどれも男女混合で困らないように思うが、内科検診は多少迷う。でも、それだって今は診てもらう子がパーテーション内にいるし、服をめくらずとも服の下から聴診器を入れて心音を聴いてくれるし。困ることないのでは?


★運動と体格差の扱いは?

これは意見が分かれるところではないだろうか。低・中学年は男女一緒でよさそう。問題は高学年だ。

自分の小学生時代、中学年までは男子と走っていてもある程度負けない自信があったのに、高学年になると「違うエンジン積んでるんか?」くらいの勢いで男子の速い勢に勝てなくなった。男子って別の生き物なんだなと感じた。よく考えれば、オリンピックの陸上だって男女は同じ100m走のレースには出ない。

名簿が男女別だった時代なので、当然運動会の短距離走も男女別。とりあえず勝てそうにない男子は別モノと考えて、どうすれば女子の1位を獲れるか画策していたものだ。

それが今、勤務校の運動会の短距離走は全学年男女混合だった。6年生のレースメンバー発表で、「今年は男子と一緒に走るんですか…緊張するなあ」と言っている女子がいたので、どうやらその取り組みは今年からのようだ。女子だけなら1位を獲れる子にとっては、男女混合になんかしてくれるなという気持ちもあるかもしれない。(私が今小学生だったらそう思いそう。)

男女の体格差は12歳頃まであまりないようだが、第二次性徴が始まるのは男子では10歳から13歳、女子では8歳から12歳頃だそうだ。これをどう捉えるかも運動会種目の在り方に影響しそう。

というか、一番疑問なのは勤務校の場合、短距離走は男女混合なのに、選抜リレーは男女別ということ。そこは一度考えてみた方がいいのかも…反省に書いてないけど!


ということで

今回は、小学校における男女の扱いってどうなってるっけということを挙げてみた。当たり前だと思っていたことを、一度何でだろうと考えるって大事だなあ。

Pride Action30には、LGBTQ+について、すぐにできそうなアクションがいろいろ載っている。

◆LGBTQ+が何の頭文字か調べてみる
◆配偶者や恋人を「パートナー」と呼んでみる
◆職場の人を「ちゃん・くん」ではなく「さん」と呼んでみる(これは子供の呼び方に大きく関係する)
◆約10人に1人がLGBTQ+だと理解する(クラスに2〜3人はいるということ)
◆LGBTQ+の約8割がカミングアウトしていないことを知る
◆LGBTQ+をネタにした不快な表現を聞いたら、指摘してみる

今回は男子女子について挙げてみたけれど、LGBTQ+についても学校で考えられることはいろいろあるよね。

皆さんの小学生時代はどうでしたか?今お子さんがいる方の学校では?教員の方の勤務校では?
ぜひ教えてください。



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#LGBTQ +
#小学校における男子女子

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