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『ミャホミャホクリニック』

【上演脚本】

『ミャホミャホクリニック』
上演時間 約20分

ペンギン
ヒト
イヌ
クマ
保健教諭

 青照明
 ME C,I
 中央から保健教諭、登場。
 下手からペンギン、羽ばたきながら登場。
 ME C,O
 明転
 中央で保健教諭とペンギンが向かい合って座っている。

教諭「どこが痛いの?」
ペン「このへん。」
教諭「昨日何食べた?」
ペン「お魚。いつもの。」
教諭「んー、お魚が傷んでいたのかなぁ。」
ペン「おなか冷たい。」
教諭「冷たい?」
ペン「ひんやりする。」
教諭「冷えちゃったのかな。教室、クーラー強くない?」
ペン「強い。」
教諭「寒いよねぇ。」
ペン「寒いのが好き。」
教諭「あぁそうか。あなたはそうよね。ペンギンだもんね。」
ペン「あとあれ食べた。」
教諭「なあに?」
ペン「アイスキャンディー。」
教諭「アイスキャンディー?それかなぁ。でもアイスキャンディー一個でペンギンがおなか痛くなるかなぁ。」
ペン「一個じゃない。いっぱい食べた。」
教諭「何個食べたの?」
ペン「二億。」
教諭「二億?…いっぱい食べたねぇ。」
ペン「いっぱい食べた!けど大したことない。アイスキャンディー二億なんて普通。」
教諭「そうなの?」
ペン「毎日食べてる。ホッキョクグマなんかよりあたしのほうがよっぽどアイス好き。」
教諭「ホッキョクグマ?」
ペン「そう。永遠のライバルだから。北極VS南極。あいつら北極出身ってだけでアイスクリームのイメージキャラクター勝ち取っててむかつく。」
教諭「あぁ、シロクマアイスね。」
ペン「なんであっちは美味しいアイスでこっちはドン・キホーテなのよ。」

 ペンギン、うずくまる。
 教諭、ホッカイロの用意。

教諭「とりあえず、おなかにこれ貼って。」
ペン「これなあに?」
教諭「ホッカイロ。直に貼っちゃだめよ。危ないから。」
ペン「本当だ。(関西のイントネーションで)『低温やけど注意』って書いてある。」
教諭「西のペンギンかな?『低温やけど』ね。そう。だからお洋服の上に貼ってね。ってあなたの場合、お洋服というか毛皮か。」
ペン「あったか~い!」
教諭「あと、これも掛けて。」

 教諭、ペンギンにブランケットを渡す。

ペン「あったか~い!」
教諭「ぽかぽかしてきた?少しは良くなるといいのだけど。」
ペン「先生!」
教諭「なあに?」
ペン「これタマゴを温める時の格好と一緒!」
教諭「そうなの?」
ペン「先生知ってる?こうやって上に乗っかって、温め続けるの。二ヶ月。」
教諭「二ヶ月!?」
ペン「うん。その間はごはんも食べないで、ずっとずっと温めてるの。もし吹雪がきても離れちゃいけないの。」
教諭「ペンギンってすごいのね。」
ペン「そうやって守り続けて、生まれてきたわが子は可愛いんだって。」
教諭「ヒナね。それは可愛いだろうなぁ。」
ペン「すっごく可愛いって。」
教諭「目に入れても痛くないだろうなぁ。」
ペン「それは痛いよ。」
教諭「ん?」
ペン「くちばしとか、とんがってるし。」
教諭「そうねぇ痛いね…人間も、おなかを痛めて産んだ子は可愛いって言うよ。」
ペン「おなかが痛くなるの?アイスキャンディーの食べすぎ?」
教諭「人間は赤ちゃんの形でお母さんから生まれてくるの。タマゴじゃないのよ。」
ペン「えっ、タマゴじゃないの?先生タマゴじゃないの?じゃあ生まれる時タマゴの殻を内側から破った経験してないの?」
教諭「してない。」
ペン「あれすごく大変なんだよ。なかなかヒビ入らないんだから。なのに自分で出てこないと死んだと思われるの。冗談じゃないわ。だからみんな死に物狂いで殻を破るの。まだ生まれたてだから力ないけど、コンコンって叩いたり、ガンガン蹴っ飛ばしてみたり、トランプの銃を撃ってみたり、ハングライダーで飛んでみたり、スニーカーのスイッチを入れてサッカーボールを蹴ったり。」
教諭「映画版のクライマックスか。それはめちゃくちゃピンチね。」
ペン「らーーーーーん!!!」
教諭「何か突っ込むパターンだわ。なぜか蘭ちゃんがいるところに。」
ペン「『タマゴからどうやって出てきた?』って、合コンで盛り上がる会話の一つだよ。」
教諭「命がけの記憶ね。」
ペン「命がけ。でもお母さんも命がけだったんだよね。二ヶ月も温めてくれたんだもん。」
教諭「凄いよね。」
ペン「ペンギンの産卵って感動するエピソード多いのに、人間にあまり知られてないの。」
教諭「そうなの?」
ペン「そういうの全部ウミガメが持っていったから。」
教諭「そうね。二ヶ月温めてるって、今初めて知ったな。」
ペン「あぁこれいいなぁ。この貼るやつ。あたしが親だったらタマゴに貼りたいなぁ。」
教諭「だいぶラクになると思うよ。」
ペン「低温やけど注意する!」
教諭「『低温やけど』ね。」
ペン「先生!」
教諭「なあにペンギンさん。」
ペン「あたし早くお母さんになりたいな。」
教諭「お母さん?」
ペン「ねぇいいお母さんって何だと思う?」
教諭「そうねぇ。子どもの話をしっかり聞いてくれる人かな。」
ペン「しっかり聞く?」
教諭「私も保健室の先生してるとよく思うんだけど、人の話を聞くときに大事なことってとにかく受け入れることかなって。」
ペン「どういうこと?」
教諭「話を聞いてて、途中で『違うよ』って思ったり『いやいや』って思っても、とりあえず最後まで聞くとか。」
ペン「どうして?」
教諭「否定するとコミュニケーションって終わっちゃうから。」
ペン「ふうん。」
教諭「例えばね、ちょっと極端だけど、子どもが自分の腕を見せて『これは足だ!』ってめちゃくちゃなことを言ったとするじゃない?そこで『何言ってるの!腕でしょ!』って言うのではなくて、そうなんだ、足なんだ。って。」
ペン「なんで?嘘じゃん。」
教諭「そう嘘なの。だからいったんね。いったんは否定しないでそうなんだって。」
ペン「それで?」
教諭「それで今みたいに本当は間違ってる時は、そう、それは足なのね。じゃあ、(足を見せながら)これは?って聞いてみるとか。」
ペン「へぇっ。先生めっちゃココロ広くない?」
教諭「そう?お母さんってそういう人じゃない?」
ペン「そうかな。あっ、そうだね!」
教諭「ふふ。」
ペン「よし、あたしも否定しないようにしよう!先生これありがとう!」
教諭「もうおなか大丈夫?」
ペン「うん!だってあたしペンギンだもん。寒いの余裕余裕!よーし今日はアイスキャンディー三億食べるぞ。」
教諭「そ、それはやめたほうがいいと思う…。」
ペン「先生知ってる?三億ってマンボウが一回で産むタマゴの数なんだよ。あたしも負けてられない!」
教諭「いったい何を競っているの?」
ペン「じゃあね先生。あたし受け入れるペンギンになる!らーーーーーん!!!」

 ペンギン、下手より退場。
 教諭、ペンギンを見送る。

教諭「受け入れるペンギンか…。…コウテイペンギン?」

青照明。
ME C,I
明転。
ME C,O
下手から、ヒト登場。

ヒト「ミャホミャホ!」
教諭「こらっ、先生でしょ。」
ヒト「喉いてぇ~。」
教諭「えっ、大丈夫?」
ヒト「イガイガする。」
教諭「じゃあトローチあげる。」

 教諭、トローチをヒトに渡す。

教諭「教室で舐めちゃダメだから、ここで舐め終わったら戻ってね。」
ヒト「サンキュー。」

 ヒト、何かを企んだ様子。
 教諭へ近づく。

ヒト「なぁ、早く教室戻りたいから、トローチ溶かすの手伝ってくんね?」

 ヒト、教諭に顔を近づける。
 下手からイヌ、登場。

イヌ「わんわんわんわんわん」
ヒト「うおっ!」

 ヒトと教諭、離れる。

ヒト「びっくりした!」
教諭「…わんちゃん?」
ヒト「うちのイヌっす。」
イヌ「わんわん!」
教諭「お名前は?」
ヒト「ドリーミング。」
教諭「ドリーミング?って『アンパンマンのマーチ』歌ってる人じゃん。」
ヒト「よく知ってんね!」
イヌ「わんわん!」
教諭「ドリーミング?」
イヌ「わん!」
教諭「おすわり。」
イヌ「わん!」
教諭「お手。」
イヌ「わん!」
教諭「おかわり。」
イヌ「わん!」
教諭「回って~。」
イヌ「わん!」
教諭「わぁ賢い!よろしくねドリーミング。」
イヌ「こちらこそよろしくお願いします。」
教諭「話せるのね。」

 イヌ、椅子に腰を掛ける。

教諭「道理でおりこうさんな訳だわ。」
イヌ「先生の危機を感じて駆けつけました。」
教諭「いい子ね、ドリーミング。」
イヌ「わん~(照)」

 イヌ、頭を撫でられながらヒトを指さし、手で口を押えて笑う。

ヒト「…自分、不器用なもので…。」
教諭「ドリーミング、おやつ食べる?」
イヌ「おやつ!」
教諭「冷蔵庫にね、頂いた葡萄があるの。」
イヌ「すみません。折角ですが葡萄はちょっと。」
教諭「好きじゃない?」
イヌ「食べると中毒を起こすんですよ。」
教諭「あっ、そうだったね。」
イヌ「自分、犬なもので…。あぁでも、おなかがすきました。」
ヒト「昼食っただろトンカツ。」
教諭「あら、いいもの頂いたのね。」
イヌ「自分、トンカツにはソースをかけて食べます。先生は何をかけますか。」
教諭「私もソースだな。」
イヌ「気が合いますね。」
ヒト「てかソース以外に何があるんだよ。」
イヌ「塩とマスタード。塩とマスタードをつけて食べると言っていました。」
ヒト「誰が?」
イヌ「アクアです。」
教諭「アクア?」
ヒト「隣の家が飼ってる犬。」
教諭「ずいぶんツウなわんちゃんなのね。じゃあさ定番だけど、目玉焼きには何かける?」
ヒト「オレ、醤油。」
教諭「私もお醤油。」
ヒト「醤油のほうが白メシに合うよな。」
イヌ「自分は、ソースです。ソースの方がドッグフードに合うんです。」
教諭「へぇ。ドッグフードの味は洋食寄りなのかしら。」
ヒト「じゃあエビフライは?」
教諭「タルタル!」
ヒト「タルタルうまいよな!」
教諭「むしろタルタルを食べたくてエビフライを食べる。エビフライはタルタルを食べる為の棒よ。」
ヒト「めっちゃわかる。オレ、ケチャップ超好きなんだけど、マックのポテトはケチャップを食べる為の棒だと思ってる。」
教諭「それはちょっとわかんないな。」
ヒト「なんでだよ!」
教諭「ふふ。」
イヌ「自分は、ソースです。タルタルソースではなく茶色いほうです。」
ヒト「タルタルはタマネギ入ってるからな。」
イヌ「自分、犬なもので…。」
教諭「じゃあ納豆には何入れる?」
ヒト「納豆?」
教諭「私付属のタレ。」
ヒト「付属のタレ甘くね?醤油かけるわ。」
イヌ「自分は、ソースです。」
教諭「ソース好きね。」
イヌ「(ヒトに向かって)おい!」
ヒト「はい!」
イヌ「スターソースも好きです。」
教諭「…オイスターソース?」
イヌ「あれでドッグフードを炒めると美味しいですよ。是非。」
教諭「へぇ…気になるけど私、食べられるかなぁ。」
ヒト「腹こわすぞ。」

 SE「学校のチャイム」
 イヌ、急にそわそわし始める。

教諭「あっ、もうこんな時間?」
ヒト「オレ五限サボっちまった。」

 イヌ、おすわりの体勢でヒトを見つめる。

教諭「ドリーミング、どうしたの?」
ヒト「あぁそうか、そろそろ散歩の時間なんだよ。」
イヌ「体内時計が反応するのです。自分、犬なもので…。」
ヒト「じゃあそろそろ行くか。」
教諭「トローチなくなった?」
ヒト「あぁ。」
イヌ「では散歩に行きましょう。」

 ヒト、ポケットからリードを取り出すがそのままイヌに渡す。
 イヌ、リードをヒトのチョーカーにつける。

教諭「そっちか…。」
イヌ「それでは失礼します。先生、また来てもいいですか。」
教諭「もちろんよ。」
イヌ「よかった。これからも我々をよろしくお願いします。」
ヒト「じゃあな、ミャホミャホ。」
教諭「先生でしょ。」

 ヒト、イヌに連れられて下手より退場。

教諭「ソースが好きな犬か…。…ブルドッグ?」

青照明。
ME C,I
下手から、クマ登場。
ME C,O
明転。
教諭とクマは机の端と端に居る。

クマ「たかし君は八百屋さんで、りんごを三個、みかんを五個買いました。りんごは一個二百円、みかんは一個百円です。さて、りんごとみかん、たかし君が今食べたいのはどちらでしょう。」
教諭「………。」
クマ「たかし君は八百屋さんで、りんごを三個、みかんを五個買いました。りんごは一個二百円、みかんは一個百円です。みかんは家族五人で一個ずつ食べます。りんごは、一個は剥いて食べる。一個はアップルパイにする。一個は丸かじりして歯茎から血が出ました。」
教諭「………。」
クマ「さて問題です。たかし君の病気は何でしょう。」
教諭「病気!?…歯周病?」
クマ「ブーッ。」
教諭「歯肉炎?」
クマ「ブーッ。」
教諭「何だろう。」
クマ「ブーッ!時間切れ!正解は、インフルエンザです。」
教諭「インフルエンザ?」
クマ「たかし君は熱が高くて何も食べられないから、りんごに走ったのです。」
教諭「熱が高いのに八百屋さん行ったの?」
クマ「仕方ない。買いに行かないと食べられません。パルシステムには入ってない。」
教諭「五人家族なのに誰も行ってくれなかったのね。」
クマ「自分のことは、自分でやるのです。」
教諭「歯茎から血が出たのは大丈夫なの?」
クマ「あぁ、それはたかし君じゃなくて、たかし君のおじいちゃんです。」
教諭「おじいちゃん?」
クマ「ただのトシなので大丈夫です。それに、おじいちゃんは歯抜けです。」
教諭「歯抜け?」
クマ「歯がありません。『たかし!わしにもりんごをおくれ!』フガフガうるさいので、たかしはジジイにりんごをやりました。しかし歯がないので食べられません。」
教諭「すりおろしたり、コンポートにしたら食べやすいんじゃない?」
クマ「残念ながら、たかし君にそんな優しさはありません。しかし、ジジイはお小遣いをくれるので雑に扱うわけにはいきません。さてそこで問題です。そんな金づるジジイの名前は何でしょう。」
教諭「…難しいわ。」
クマ「正解は、今考えています。」
教諭「それにしても変わった宿題よね。『算数の問題を自分で作りましょう』っていうのは分かるわ。でも私の時は、分数を使った問題とか、掛け算を使った問題を作りましょうっていうのだったけど。」
クマ「たかし君を使った問題を作りましょう。」
教諭「たかし君って、算数の問題に出番が多すぎるわ。」
クマ「たかし君はりんごを買いに行きます。池の周りを友達と反対側から歩きます。おにいちゃんより先に家を出ます。でも絶対に追いつかれます。」
教諭「大活躍よね。」
クマ「よぉし、ぼくだけの問題を作るぞ!」

 クマ、気合を入れて机に向かう。

クマ「たかし君にりんごを百個ぶつけました。死にました。以上」
教諭「こらこらこら。」
クマ「たかし君はお笑い芸人を目指しています。二分の漫才を書くのに一日かかります。三分のコントを考えるのに二日かかります。さて問題です。次のR-1ぐらんぷりでやるネタを考えるのに何日かかるでしょう。」
教諭「R-1?ってことは、一人でやるのよね。んーピンネタは幅広そうね…」
クマ「先生だったらどんなネタをやりますか。」
教諭「そうねぇ、とりあえずフリップかなぁ。もしくは先生だから黒板とか。」
クマ「衣装はその格好ですか。」
教諭「そうね、白衣かな。」
クマ「分かりました。ケーシー高峰ですね。」
教諭「あぁ、そうなるわね。じゃあクマさんだったらどうするの?」
クマ「ちょっとやってみます。」

 クマ、立ち上がり中央前方へ行く。

クマ「どうも~クマといいます。名前だけでも覚えて帰ってください。一発ギャグ三億やります!」
教諭「三億!?って、今日のペンギンさんのアイスキャンディーの数よ。」
クマ「何ですかそれ?」
教諭「あっ、ごめん、何でもない。けど三億もできるの?ちょっとリアリティがないわ。」
クマ「急に先生っぽいことを言いますね。」

 クマ、元の場所に戻る。

クマ「たかし君はニートです。お笑い芸人の事務所をクビになりました。」
教諭「どうしてまた。」
クマ「ネタが教育に悪いとかで、小さいお子さんを持つ世代から物凄く嫌われています。」
教諭「いったいR-1でどんなネタをしたのかしら。」
クマ「子どもに見せたくないテレビ番組ランキング。『三位:クレヨンしんちゃん』『二位:ロンドンハーツ』『一位:たかし』」
教諭「冠番組だったのね。」
クマ「子どもに見せたくないってどういうことなんでしょう。」
教諭「多いのは、マネをしたら困るって理由ね。後は大人から見て、くだらないとか。」
クマ「そういうのを消してばかりいたら、クソつまらないテレビになりますね。」
教諭「そうね。」
クマ「それに、自分で判断ができない子どもになります。最初から蓋をするのではなくて、子どもが間違えたら教えてあげればいい。」
教諭「それが大人のすることよね。」
クマ「結果、蓋をされまくって、たかし君はクビになりました。でも理由はこれだけではありません。」
教諭「まだ何かあるの?」
クマ「事務所に内緒で営業をしていました。」
教諭「…それって。」
クマ「しかも、バレて報酬のことを聞かれた時、受け取っていないと言ってしまった。ですが後日自宅から、大量のはちみつが発見されました。」
教諭「はちみつ?」
クマ「日本では採れない、大変希少なものでした。」
教諭「報酬ははちみつだったの?」
クマ「クマにとっては金銭より大事なものです。」
教諭「たかし君はクマだったの?」
クマ「そこからですか?」

 クマ、立ち上がり下手へ向かう。

教諭「どこに行くの?」
クマ「トイレです。」
教諭「ホットミルク、おかわりする?」
クマ「…!はちみつテンコ盛りで!」

 クマ、下手より退場。

教諭「ニートのクマか…。…くまのプーさん?」

 暗転。
 ME C,I~4エイトでF,O

いつも本当にありがとう。これからもどうか見てください(*´◒`*)ノ