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『マンガでなるほど! 親子で学ぶ プログラミング教育 』(2020年)

1.内容

学習指導要領の改定により、2020年4月から全国の小学校で「プログラミング教育」がスタートしました。

「プログラミング」という言葉を聞いて、
「私はアナログ人間だから本当にわからない」
「解読不能な謎のコードを子どもが学ぶのか?」
「宿題でプログラミングがでたら親が見てあげないとダメなの?」
などと戦々恐々としている、全てのお母さん、お父さんのための本。

ハイスペック女子の石戸奈々子さんが先生となり、前半では漫画でわかりやすく「プログラミング教育について」を説明しています。

後半では、家庭でプログラミング学習をする時におすすめのコンテンツとして、Scratch3.0、Hour of Code、Springin'、ロジーとカールのスイーツアイランドが紹介されていたり、パソコンの選び方のポイント、Windows10のペアレントコントロールについての説明があります。

2.感想

プログラミング?なんのこっちゃ?な知り合いがいたら紹介したいなぁ〜というのが感想です。
おそらく大半の主婦がそんな感じだろうな。と、本書に登場するマルサイ家のお母さんを見て思いました。

漫画なのでサクサク読めて良いです。
(しかしながら私は知り合いが少なくてねぇ…)

ちなみに私はIT業界経験者なのでガッチガチのプログラミングはわかりませんが、変数とか型とかは知っていてIF文はいける!程度です… 
最近Pythonの勉強のため、パソコンに入れました(話が脱線)

本書に中学生の情報端末(タブレット、ノートパソコン、デスクトップパソコン、スマートフォン)の所持率の表があるのですが、日本はパソコンの所持率が最低でした(2018年)
スマホは8割程、携帯ゲームは5割程の所持率なのに、デスクトップ、ノートパソコンの所持率はあわせても3割程度…
パソコンの授業はあるだろうけど、家にはないからパソコンに触れる機会が少ない。
キーボードでの文字入力速度も10秒に一文字というスピードで、遅いようです。
(平成25年の小学5年生を対象とした調査)

おぉ…遅い…
これは大人になるから自然に早くなるわけではないです。練習の積み重ねですよね。
(例えば大学で論文等を書くことによって無意識のうちに訓練していたり)

なんでもスマホで完結してしまう今。
パソコンは高いし、スマホも高い。
それならスマホだけでいいやとなると思います。
(スマホだけだとしてもタイピングをするのならBluetoothのキーボード買って繋げばいいけど、普通はそこまで考えずにフリックで済ませますよね)

色々と考えて、私は子どもにキーボードの打ち方を早めに教えることにしました。
もちろんローマ字もセットです。
プリンタでローマ字表とキーボードの配列表を印刷して子どもに渡しました。

プログラミングについては、家のiPadにScratch JrというScratchをもう少しわかりやすくしたアプリを入れていて、子どもは時々それで遊んでいます。
キャラクターを動かしてジャンプさせてという簡単な動きでも面白がっているし、簡単でお薦めです。

近年、おもちゃ売り場ではキャラクターとコラボしたタブレットのおもちゃ(9000円ほど)や、書店ではプログラミング学習系の本がずらりと並んでいますが、それを買わずとも無料で簡単なプログラミングができるし、使い方も検索すればわかる。
本が見たければ図書館を探すと置いてあるので、お金をかけずに始めることができます。

プログラミングのタブレットおもちゃは3年前くらいに店頭で遊んだことがありますが、用意されている問題を解くスタイルで自由度は低そうだし、画面は小さいのでイマイチだな〜と個人的には思っています。
(今は変わってるのかもしれませんがどうなんだろうか)

長々と書きましたが、ただ一つ、最後に言いたいことがあります。
図書館で借りたのですが、

この本、プログラミング言語の棚でいいの??

と、図書館側への意見。これは教育のコーナーにあるべきでは…?
私はPythonの本を借りに行ったのですが、その際に見つけました。
この本を求めている人はプログラミング言語の棚を見ないだろうから、わざわざ検索して予約しないとわからないだろうなと思いました。

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