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無理な目標

もう、元日から3週間経つ。子どものころのお正月と言えば、おせち、初詣、お年玉などだ。それから、何かしらの目標を立てた。いや、立てさせられた。でも、年末にもなれば、目標が何だったのかはすっかり忘れている。そんな調子だから、ほぼ、目標は達成していなかったのだろう。

1年という長期(?)の目標より、3日続けばスバラシイ!と自分を褒めてやるくらいがちょうどいいというのは、大人になってから気づいた。一般的には「三日坊主」と言えば「ダメな人」の典型だろうけれど、三日というのは私には手の届きそうな目標だ。三日目に、「もうちょっとできそうか?」と自分に聞いてみて、できそうならまた三日続ける。途中で中断してもOKで、再開できたら、再開した自分を褒める

と、自分に激甘だ。というか、注意散漫で移り気の激しい私には、そのレベルじゃないと実行できない。

でも、世の中はそうではなく、高々と目標を掲げて、それに向って頑張るのがスバラシイことだとされる。学校がそうだから。一応、私も優等生ぶっていたけれど、目標なんて見た瞬間に忘れていたように思う。


この茶番で、そういう”社会”とは無縁になって、社会を外側から見るようになった。茶番前は少しは社会と絡んでいたから、「どうして?どうして!」と思うことがいくつかあった。それが、「なるほどね!そういうことか」と分かった。

その一つが「無理な目標を掲げる弊害」だ。

地球が温暖化しているから、CO2を削減しようというのも「無理な目標」。そもそも、温暖化ではなく、寒冷化しているという話もある。となると「気候変動」と言葉を変える。液体注入に「予防効果がある」と言っていたのに、いつのまにか「かかっても軽くて済む」と言い換えているのと同じ。地球のサイクルとして気候変動があるのならば、人間がジタバタしたってしょうがない。個人レベルでやったところで、自己満足にすぎない。本気でCO2を削減しようと言うなら、息を吐くのをやめて、みんな〇ねという話にもなる。

この「無理な目標」を掲げることで、ぼろ儲けしている人たちがいて、環境問題はタブーだそうだ。「おかしい」と発信すると消されたりするという話も聞く。

「無理な目標」の便利なところは、目標が永遠に達成できないのだから、ずっと目標に掲げておける。「ゼロ・〇ロナ」なんて、その典型。SDGsもそう。イメージ戦略のために採用している企業も多いようだけれど。


「女性も働いて、子育てもする」というのもまた無理な目標。学校でガンガン吹き込むから、今では「当たり前」とされるけれど。数パーセントの女性はうまくやってのける。私が若いころ(何年前だ?)は、子どもを見てくれる親がいて、その女性が超有能な場合だ。もちろん、生活のために働かざるを得ない女性もいたけれど。でも、大部分の女性にとって、「両立するのは大変だ」という前提があった。今は、保育園などのサービスがいろいろあるけれど、両立が当たり前で、そうでなければ「働くこと」が優先で、子どもを持つのは二の次、「子育て」が贅沢品というのは、おかしな話。そうじゃないとやっていけないというのは、無理な目標を延々と掲げ続けたから。

大多数の女性にとって高すぎる目標を実行しようとすれば、どこかに「歪み」が出るのは当たり前。多くの場合は立場の弱い子ども。そして、自分の健康。私くらいの歳になると癌などの慢性疾患になるのが、フツーらしい。不調のない私は珍しいとか。

また、家庭でしていた機能が外に持ち出されたら、商売のタネになる。家庭の絆も弱くなり、崩壊する。あちらさんにとってこの思想を広めるのは、一粒で何度でもおいしい。


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(共産党の)彼らが適用しているのは、「内側から国を征服する」という新しい戦争の概念であることを心に留めておいてください。

【日本語字幕】【保存版】共産主義の本質がわかる53年前の警告|前編

この動画の主張は、

共産党の真の特徴は、その「理論」よりも「組織化されていること」だ。

このことも重要な話だ。半世紀以上前に言われたことが、驚くほど現在の状況を分析している。


それはさておき、「無理な目標」を掲げることは、内部から崩壊させ、「内側から国を征服する」手段の一つだということだ。


そろそろ気づかないとね。「当たり前」意図的に作られたものだということを。


つい二年前、〇スクがどうやって「当たり前」になったかを思い出せばよく分かる。その結果、どうなったのか。小さな子が全員小さな〇スクをして保育園バスに乗っているのが「当たり前」になった。


突然沸いて出てきた「無理な目標」は、何を壊そうとしているのか。


フェミニズムは私の親世代、つまり後期高齢者の若かったころの戦後から着々と埋め込まれてきた

誰が悪いと責める時間はもうない。

気づいた人ができることをし、アピールしていかなければ、家庭が崩壊し、地域社会も崩壊し、この国は内側から壊されて、無くなってしまうだろう。特に家庭では女性が要だ。そこがぐらついたらもう、この国は溶けてしまう。

国なんてなくなってもいいと言う人もいるだろう。故郷を失い、無神論者で信仰もなければ、共産主義の組織に組み込まれる以外に道はなくなる。それを彼らは狙っている。某国の共産党は7700万人を虐殺したと言われる。人間を人間として扱わない”組織”に組み込まれるということだ。私は絶対に嫌だけれど、「いいんじゃない?」という人、特に若い人は案外多いような気もしている。



(タイトル画像:確実に目標達成する方法とは?今年の目標は必ず達成するコツ (reeed.jp)

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