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【34w2d】切迫入院、2週間。メンタルがちょっと壊れかかった話。

切迫早産で入院してから2週間が経過した。


助産師さんと話をする機会があったので、退院の目処について聞いてみたところ、
「まあ、早ければ2週間後かな?」
とのこと。

予想はしていたし、入院の段階で一ヶ月くらいは覚悟していたはずなのだが、いざあと2週間と突きつけられた時、受け入れられない自分がいた。
今日までで2週間、これをもう一回繰り返すというのか。
ここで一旦、メンタルがだいぶ落ち込む。


そこにさらなる追い討ちが。
面会できない代わりに、ちょくちょく夫が病院に来ては、窓越しにおしゃべりをさせてもらっていたのだが(病室は2階、ロミオとジュリエットをイメージしてもらったらわかりやすいだろう)、どうやら、他の患者さんや外来患者さんの迷惑になっている、とのことで看護師さんから控えるようにやんわりと釘を刺されてしまった。


これで自分の中で我慢して我慢してギリギリのところでようやく保っていた理性?の糸がプツンと切れる。

帰る夫を窓から見送りながら、涙があふれて止まらなくなった。
今まで我慢していた分もあったのか、堰を切ったように涙が出てきた。


その後、何もしなければ、頭を過るのは“帰りたい”、“逃げ出したい”。
病院を抜け出して、自宅まで走って帰ったらどれくらいの距離か、Googleマップで検索もした。

看護師さんがみんな敵に見えた。
「こいつ、いつもいつも遅くまで電話して迷惑なんだよな」って思われてるのかな、と疑心暗鬼になり、看護師さんの笑顔が怖くなった。

今までは美味しかった病院の食事も美味しいと思えなくなった。

あー、このままだと出産までに心が壊れていくなー、と自分でも感じた。
以前、軽い適応障害を患ったことがあるのだが、それに近い感覚を思い出した。



そんな矢先、夫から差し入れが。

特に頼んでいなかったのに、わたしの前回のnote記事を読んで、集めてくれたのだ。(以下の記事参照)

自分も仕事が忙しい上、体調も優れないというのに…。
読書が苦手なわたしでも読めそうな本を探して、
卓上扇風機はすぐ使えるように、と充電までして、
s字フックはサイズや種類が分からず、売り場でしばらく迷ったそうだ。

見送りの時に、我慢できず泣いてしまったわたしを心配してくれたのだろう。
心配かけて申し訳ない気持ちと、夫の測り知れない深い愛情が嬉しくて、これまた涙が止まらない。

おかげで、負のスパイラルに陥りそうだったところから救われた。
外れた頭のネジがスッと戻ってきた感じがした。
今は看護師さんも怖くないし、食事も美味しい。
抜け出したい思うことはあるが…。

ありがとう、夫。
おかげさまで、あと2週間、なんとか頑張ろうと思える。

退院も出産も、それ自体がゴールではない。
むしろ、新しい家族とのスタートだ。
スタートまでの道のりですら厳しいが、支えてくれる夫と一緒に乗り越えて行きたいと思う。

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