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自由設計研究室 STEP3 設備仕様を決める

今回インタビューに答えて下さったのはコプラス設計者の永久さんです!永久さんのご紹介記事はコチラをご確認下さい。

設備仕様とは何を指すのでしょうか?

住宅設備として代表的なものでいうと、キッチンやユニットバス、洗面化粧台などがわかりやすいでしょうか。そのほか、エアコンや換気扇などの空調換気設備、トイレや水栓などの給排水衛生設備、照明やコンセントなどの電気設備といったものもあります。

設計の流れとしては、STEP2の間取りを創るまでが基本設計になります。部屋の骨格が出来てきたところで今度は、具体的にどういったものを採用していくのかを決めていく、実施設計というフェーズになってきます。

たくさんの選択肢の中から選ぶのって、大変ではないですか?

住宅設備に関しては、まずは一度メーカーのショールームで実物を見てみることをお勧めしています。リクシルやパナソニックなど、様々な種類の住宅設備が揃っているメーカーがいいと思います。一般的なものをひとつの基準として一度みておくと全体像がつかめますし、プランの基本となるサイズ感(もっと大きいお風呂が良い!など)も実感できます。そこを起点に、何を希望したいか又は何が不満だったかを教えて頂くと次の展開をご提案できたりします。

▲L型のシステムキッチンを対面にして、造作工事でカウンターを設えたキッチン。

たとえばキッチンであれば、一般的なシステムキッチンを採用しつつ周囲の造作を建築工事でアレンジを加えたり、オーダーメイドの製作が得意なメーカーやステンレスの製作が得意なメーカーを紹介したり。洗面化粧台であれば、収納や金物などの細かなアレンジがしやすい家具工事で化粧台をつくって、お好みの洗面ボウルや水栓金物を組み合わせたオリジナルをつくってみましょう、など。
日常の生活に密接に関わる部分でもあるので、デザインと同時に機能的なところも個々のライフスタイルに合わせたアレンジができますね。

▲家具工事でオリジナルに製作した洗面化粧台。朝の身支度時間に混雑しないよう洗面ボウルを2つにしました

またそのほかの設備関係については、おおよその希望を伺いながら設計者のほうで提案をしていきます。空調の方式や照明の計画など、建築の空間に合わせて最適と思われるものを提示します。また、スイッチやコンセントについても、おおよその配置を提示して、個々の使い勝手に合わせて調整していきます。

▲電気関係の配置についても、細かく打合せをします

プラス1で楽しむヒントがあれば教えてください!

まずはどんなものが好みだとか、あるいはどんなことが普段の生活で気になっているとか、あいまいな雰囲気やイメージでも率直にお話しください。設計者がどのように実現できるかをご提案します。会話をきっかけにいくつかの事例を提示しながら、どういった点が重要度の高いポイントなのか整理して設計に落とし込んでいけると思います。

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W:関電不動産開発 中平

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