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【反省中】SEKAI NO OWARIのHabitに気づかされたこと

中2の息子に学校の話を聞くときに、その子がどういう雰囲気のお子さんなのかを想像しながら聞きたくて、「その子は陽キャ?陰キャ?」などと訊くことがあった。4月にクラス替えがあったので、何度も聞いていたら、「うーん、どっちでもない」という子も多い。そりゃ、そうか^^;
でも、じゃあ、その中間の子を何と呼ぶか、決めよう!と息子と考えた。

息子が真っ先に出した案は「中間キャ」。言いにくいわ!そして、そのままやないかーい!もうちょい考えてよ。
次に出てきたのは、「どっちでもないキャ」。だーかーらー!長いって(-.-)次は、やっとちょっと考えて、「平均キャは?」と。
「…おっ、格段に良くなったんじゃない?あ、それならさ、“平キャ”と書いて、“ひらキャ”は?」
「あ、なんかいいかも。言いやすい!」
「平均的で平和で、平穏な子っていう意味も込められるねー」
なんて言って、息子と私の間では、陽キャでも陰キャでもない子(息子も含む)を“平キャ”と書いて、“ひらキャ”と呼ぶことになった。

そんなことを話していた数日後、BGM代わりに流していたYou TubeからSEKAI NO OWARIの歌が流れてきた。曲名はHabit。

君たちったら何でもかんでも
分類、区別、ジャンル分けしたがる
ヒトはなぜか分類したがる習性があるとかないとか
この世の中2種類の人間がいるとか言う君たちが標的
持ってるヤツとモテないやつとか
ちゃんとやるヤツとヤッてないヤツとか

隠キャ陽キャ?
君らは分類しないとどうにも落ち着かない

habit 歌詞

何気なく聞いていたけれど、歌詞がタイムリー過ぎる。うわぁぁぁぁぁぁ、まさに分類してしまったー(@_@)と、嫌な汗が。恥ずかしいー!
そして、歌詞はこう続く。

つまり それは そんなシンプルじゃない
もっと 曖昧で 繊細で 不明瞭なナニカ
例えば持っているのに出せないヤツ
やってるのにイケないヤツ
持ってるのに悟っているふりして
スカしているうちに不安になっちゃったりするヤツ

habit 歌詞

はい、その通りです…。この世の中の人を、こんな大雑把に分類することはできないし、分類することに何の意味があるんだよ…。ましてや、中学生なんて、まだまだいろんな経験をして変化していくのに!

俺たちはもっと曖昧で複雑で不明瞭なナニカ
悟ったふりして驕るなよ
君に君を分類する能力はない
                    ≀
自分で自分を分類するなよ
壊して見せろよ そのBad Habit

habit 歌詞

はい、そうでした、ごめんなさい。私に分類する能力はない。その通り!
今さらだけど、息子にも伝えたい。分類しなくていい。君たちは曖昧で複雑で不明瞭のままでいい。それでこそ、中学生の醍醐味じゃないか。

とまぁ、改めて、一気に歌詞に引き込まれ、軽率な大人になってしまったと反省。こういう軽はずみな分類で傷ついちゃう子もいるよね。私だって、分類される方だったら、“雑な分け方しやがって!”と、きっと思う。

SEKAI NO OWARIよ、大切な気づきをありがとう。その日は、私の分類してしまうBad Habitな世界を終わらせる日になりました。戒めながら、また聴きます。

ちなみに、息子と決めた“ひらキャ”も、その後、使うタイミングが全く訪れていません。もう忘れちゃってるかも。いや、むしろ忘れてくれ!
でも、話している時間は楽しかった。それだけで良し。おしまい。


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