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#7 「優先順位と危機感」

きっと、今の自分に足りないものなんです。

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僕のバイト先は、青森県弘前市のピザ屋さん、「Pizzeria Mia」というお店です。詳しくはこちら!



最近ではランチからディナーの時間帯まで、たくさんのお客様にご利用いただいています。皆様、本当にありがとうございます。

さて、昨日は真夏の4連休、初日。
ランチタイムの後半戦からホールに入っていましたが、やはりなかなかの忙しさ。少し緊張しつつ、張り切りつつ。

とはいえ、まだまだ半人前。初めて知ることも沢山あれば、既に覚えたと思っていたことでもミスを多発。

仕事のできる先輩方にフォロー(と言う名の尻拭い)をさせてしまって、申し訳ないやらありがたいやら。


そんな最中、一つ今日気がついたことは、

「忙しい時ほど、優先順位はシビアに。」

ということです。


お客様がお帰りになった後に、テーブルを片つける作業があるのですが、そこでやる作業はざっくり3つ。

1、食器を下げる
2、テーブルを拭く
3、シルバー(=カトラリー)を用意する

この3つが基本の1セットになっています。

店内が空いているときは、ホールスタッフがなんということもなく、この3つをささっとこなすわけです。


そして案の定、今日のランチタイムの僕も、次々といらっしゃるお客さんに対し足りていない席数を確保するため、やばいやばいと焦りながら「いかにこの3点セットを早くこなすか」ということで頭がいっぱい。

ただ、そんな焦っている僕を傍目に、先輩スタッフがかけてくれた一言が、シンプルなのですが衝撃的で。


「シルバーは後でいいから、テーブル拭くとこまでやっちゃってね!」


あーそうか。

座れる席を作ることがトッププライオリティで、完璧な席を用意することは二の次だったのか。座れる席さえ用意すれば、食器は後から運んでも良いのか。


詳しく言うならば、「1〜3の3つが同じ重さであり、その3点で1セット」だと思っていた内容は、実はその解釈は正確ではなくて、「3つの作業は食器下げ&テーブル拭きの作業と、シルバーの用意という2グループに分けられて、その重さも優先順位も違ったのか」というわけです。


エピソードとしてはこれだけの話なので、一見「しょぼい」話でもあるとは思うのですが、意外とこういうことって日常生活や、学校の勉強でもあることなのではないかと思うのです。

いつも完璧を目指したいけれど、忙しい現代人においてそうはいかないのもまた現実。

だからこそ、学生なら試験で80点を取るためには最低限どのレベルまで勉強を仕上げなければいけないのかを把握する必要があるはずだし、社会人なら締め切りまでに最低限どのレベルまで仕上げておけば上司にOKをもらえるか、というレベルを「認識」していることが大切なのだと思うのです。


学校の試験も、接客も、きっと同じ総合力勝負。

「1教科だけが100点で、他の科目が赤点」というよりも、コンスタントに全て80点を出す方が総合点が高くなるように、1人のお客さんにとっては100点でも、他のお客さんにとって失礼な接客をしていては良いお店とは言えないはずです。お店の忙しさを見極めつつ、バランスよく、お客さんに気持ちよく過ごしてもらいながらも、お店全体が一番効率よく回るレベルでお仕事をしなければいけないと思ったのです。そしてそのレベルとは、少なくとも今の自分にとっては、毎回即席で100点を繰り返すことではないということも。



昨日の仕事終わり。その日の感想をシェフに伝えると、シェフがこんな話をしてくれまして。

「危機感を感じると人は成長するよね〜。というか成長せざるを得ない。
例えば、ホールが自分一人しかいない状況だと、もう優先順位をミスるとそこで終わっちゃうわけ。お店が破綻してしまう。そういう状況を経験したことがあったり、そういう意識を持ちながら普段から仕事している人は、やっぱり仕事ができるよね。」


あー。これだこれだ。

つまるところ行き着くのは「危機感」だ。

多分骨の髄から「これはやばい」という危機感を感じたことがない(というかそういう想像ができていない)ことが、優先順位の甘さだったり、動きの鈍さだったり、そういうものに繋がってくるんだろうなと。

とはいえ、「危機感」を持ちながら仕事をすると言っても、やはり直感的にはピンとこないので、まずは今回感じた「シビアな優先順位」を忙しい時もお店が空いている時も実践したいと思います。日々その動きをすることで、体にそれを覚えさせるイメージで。



毎日シフトを入れられるわけでもないし、8、9月は試験期間。いよいよもってバイトに入れる時間は短くなっていきます。物理的に割ける時間が少なくないからこそ、バイト以外の時間でちゃんと脳内整理をし、良いコンディションでバイトに入れるように。人よりも、NOTEのような場でのアウトプットを増やすことなら自分にもできるから。


できることから頑張るのみです!!

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