[薬害の歴史] 登録販売者試験から学ぼう
ここでは、現在登録販売者試験に向けて勉強中の筆者が勉強がてらnoteに情報として残していこうと考えたものです。
ここでは医薬品の副作用によって起こった6つの訴訟に訴訟についてみていきます
副作用のWHOの定義
「疾病の予防、診断、治療のため、又は身体の機能を正常化するために、人に通常用いられる量で発現する医薬品の有害かつ意図しない反応」
薬理作用による副作用
アレルギー
など、添加物、体質、遺伝、卵などのアレルゲンに注意が必要
①サリドマイド訴訟
催眠鎮静剤等として販売したサリドマイド製剤を妊婦が使用
出生児に四肢欠損や耳の障害などの先天異常
(新生児の血管新生が阻害された)
②スモン訴訟
キノホルム製剤(整腸剤)の使用で
亜急性骨髄視神経症(スモン)に
腸管から吸収されてしまい(吸収されないと言われていたが)、下半身の麻痺、歩行困難、視覚障害、失明
③HIV訴訟
血友病患者に投与された血液凝固因子製剤に
HIV(ヒト免疫不全ウイルス)が混入し
HIV(免疫細胞が感染する病気)に感染
※血友病…血が止まりにくくなる
④CJD訴訟
ヒト乾燥硬膜(頭蓋骨と脳の間に存在する白い硬膜を冷凍乾燥、滅菌処理した医療用具)
によって
CJD(クロイツフェルト・ヤコブ病)に罹患
クロイツフェルト・ヤコブ病
→正常なプリオン(タンパク質)は代謝されるが変異したプリオンは蓄積する(特に脳神経)
認知症に似た症状が現れ死に至る
⑤C型肝炎訴訟
手術時に大量出血した際などに用いられる特定の
フィブリノゲン製剤(血清の残り)や血液凝固第9因子製剤の投与によってC型肝炎に感染
C型肝炎…血液感染→肝細胞が免疫反応
→肝細胞も攻撃してしまい肝炎を発症
肝硬変や肝細胞癌など、慢性化しやすい特徴
アトピーとの格闘の中、食べ物、健康というワードの中毒になり、日々勉強中。 不安定ながらも前進中!