💰【節約・消費術】 『価値』にフォーカスする戦略　3選

はじめに

皆さん、投資してますか？その前に、節約してますか？
そのための『システム』、『習慣』、『発想』を【構築】してますか？

以前の記事では、高所得者でもなければ、潤沢な投資元本があるわけでもない『持たざる者』が【投資よりも節約から手をつけていくべき理由】について書きました。

✅【価値】にフォーカスする戦略　3選
✅出費＝傷と捉える戦略　3選
✅「準」投資的戦略　
✅買う前のチェックポイント

という4つのテーマで書くよ〜という予告をしていたので、今回は✅【価値】にフォーカスする戦略　3選です。

ただの節約術ではなく、しっかりとメカニズムから考え抜いたアイデアを紹介します。
それでは行ってみましょう！

⭐️❶日割換算📆

第1戦略は至ってシンプル【日割計算】。[商品の価値＝値段/使用回数]という式で考えていく。例えば、私の消費ルールはだいたい次の通りになるよう意識している。

✅お金を惜しまないもの
下着、肌着
仕事着（スーツ、シャツ）
道具（スマホ、PC、タブレット）
筆記具

❌お金を使いたくないもの
アクセサリー、食べ物、

区別する基準は何か！？

✅の共通点は、「ほぼ毎日使うもの」である。
触るたび、取り出すたび、使うたび、着用するたびに、『やっぱりこれにしてよかった』という『変化』を感じ取れる。だから価値が高い。

そもそも『消費行動（買い物）』をするのはどうしてか？

その答えは、「満足を得ること」である。

ならば、「満足」とは？

「満足」は必ず「変化」によって起きる。新しい服、新しい道具、綺麗になったインテリア。全ての「満足」は『変化由来』だ。

【満足＝変化を感じること】

『変化』を感じなければ満足はない。だから『感じる』頻度が高ければより満足度も高くなる。

結局『頻度』の問題なのだ。

購入した商品やサービスによってもたらされる『変化』を【どれだけ多く、反復して感じ取れるか】を考えてみよう。

先程✅に示したのは、【毎日変化を感じられるもの】である。

一方で、❌にある「アクセサリー」は、買ったとしても月に1～2回しか使わない。

「食べ物」に関しては、「美味しい」というその一瞬だけの『変化』を感じるわけだ。

参考までに、【変化を感じ取れる頻度が高い】アイテムの一例を載せておく。

ちなみに、私が大好きな『5万円の革ジャン』はどうか？

革ジャンは、綺麗に手入れをしておけば、10年持つ。1年あたり5000円だ。
毎年コートを買い替えるよりかは安い。夏はきれないから、日割の価値は下がる。ぶっちゃけ微妙。しかもクリームによる手入れにかかるステルスマネーがかなりある。でも好きだから･･･

たまには、自己矛盾もある。うん。

＊補足
もちろん、その人の生活スタイル、価値観によって大きく変わる。私の場合はipadは一日8時間くらい触っていると思うので、最優先の投資対象。youtube観賞用にしか使わない人は、安物で良いわけだ。

また、決して❌に価値がないということはない。あくまで日割換算のロジックで考ると、「むぅ･･･」となるだけ。世の中ロジックだけではない。人によって同じ食べ物やアクセサリーでも、大いに価値がある場合があるわけである。

さらに言えば、この『人によってモノの価値が違う』という特徴を利用したのが次に紹介する第2の消費・節約術である。

⭐️❷「もの/サービス換算🎁」

この切り口はかなりユニークだ。もしもあなたが500円でケーキを買うか、我慢するかを迷ったら、【500円を同等の価値のモノ】に変換して考えて欲しい。

ちなみに私なら、こう変換する。

500円で得られるもの
・『ビジネス書1/2冊』
・『マクドナルドのコーヒー5回分＝10時間分の読書時間』
・『妻の美味しい手料理2回分』
　など

大したことないように見えるが、この裏には重大な心理メカニズムが働いている。

前提として、『価格』と『価値』の違いについて触れておきたい。

『価格』･･･「〜円」という誰もが共通で認める超客観的指標。
『価値』･･･『私にとっては』というい枕詞がつく主観的指標

どう言うことか。価値とは、『満足度』であり、それに意味を感じる人にしか理解できないものである。『それがあることで俺にはこんな変化がある』という『主観的な期待』が含まれている概念であり、【使用者に依存】している。

例えば、次のような『価値判断』はできても、『価格判断』はふさわしくない。

『価値判断』･･･「iPadは俺にとって価値がある/ない」→✅言える
『価格判断』･･･「500円には、価格がある/ない」　→❌言えない

500円は500円。500円という価格は、ゆるぎなき客観的な尺度である。
しかし、価値は、人によって「ある/ない」が違う。

10000万円という大金なら節約しようと思えても、1000円という少額はなかなか節約できない。

しかし、この『価格』基準の世界から『価値』を基準とした世界へ羽ばたいてみてほしい。

「1000円くらいいっか」ではない。これを『価値』（＝サービス/もの）に変えてみよう。1000円あれば･･･

✅マクドナルドのコーヒー10回分＝1回で2時間読書するとしたら、20時間の読書時間
✅ちょっといいハンドクリーム
✅Netflix 1ヶ月映画見放題

などが楽しめる。

⭐️ポイントは、あなたにとっての『価値』が最大になる「サービス/もの」に変換してあげること。興味がない人にとって、1000円→ハンドクリームという図式は成り立たない。ニベアの200円のやつでいいのだから。

ラーメンずきの私の場合同じ1000円でも、ハンバーグランチ1回分に変換しても嬉しくない。1000円節約すれば、「美味しいラーメンが替え玉付きで1杯食べられる」と考える。

【使用者に依存する】という『価値』の特徴を踏まえて、あなたがもっとも喜べる、満足を得られる分野の「もの/サービス」に変換していこう。

そうすれば、「いやぁ、マクドナルド10回分の勉強時間が得られるなら、この1000円のラーメン我慢しようっかなぁ･･･となる。価格で考えてはいけない。しっかりと『モノ・サービス』の価値に変換する習慣をつけよう。

さて、今、アイスクリームに手をつけようとしているあなた。

その200円であなたの大好きな何ができる？

⭐️❸我慢貯金･･･「ヒューリスティクス」と戦う

第3の方法は、我慢貯金。これについては以前にも取り扱った。何かを我慢するときに、『金額』だけではなくそれによって得られる『特典』と『損害』を健康、集中力、時間、周囲からの評価といった複数の観点から記入していくというもの。スマホのスプレッドシートを作っておけば、いつでも気軽に入力できて良い。

具体的なやり方は、こちらの記事にある。

⭐️まとめ

以上、【価値】にフォーカスする戦略　3選　というテーマで、節約・消費のためのマインドを紹介した。

❶日割換算をして、使用頻度が高いものにこそ投資をしよう。【変化を感じる頻度＝満足度】と捉えよう。

❷〇〇円という価格を、自分にとって最大の『価値』を反映する【モノ・サービス】に変換して考えよう

❸我慢をするときは、金額以外の『特典』や『損害』の観点から価値付けしよう。

さて、次回は【出費＝傷と捉える戦略　3選】というテーマで書いてみたい。