네 머리 속에는 지우개 밖에없다

네 머리 속에는 지우개 밖에없다

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あなたにどんなに虐げられようと 私は今日もスキンケアを怠らないし 寝る前にヴァセリンのリップクリームは必ず塗る 朝起きたら肌の調子を確かめて一喜一憂するし 授業が始まる前の一服ははずせない 休み時間に学校の非常階段にこっそり入って 景色を眺めながらタバコをふかして頭をからっぽにするし、やっぱり鼻を整形したいと今日も思う 私はもう1人の立派な女だし右頬にシミもできてきた 私はもうあの頃の私じゃないし、好きな人だっているしセックスも好きだ 私は全身全霊で存在しているし、だからこそ

    • 暗記パンほしい

      凝り固まってしまった思考 絡まってしまった物事 矜羯羅がっているもの 自身に課したなにか 頑なになっている自分 余裕のない日常 深呼吸して意識する 空間を手探り 触れたそれを手繰り寄せて 優しい気持ちでふやかして ほどく ほどく ほどく 肩の力を抜いて 軽やかなスキップを トイレに向かって

      • 10/18

        久しぶりに風邪を引いた 丸2日ほど寝込んで風呂にも入らず ただ布団に寝っ転がっては 自己嫌悪に押しつぶされる 身体は怠くて重くて鉛のようだった このままでは人間ではなくなってしまう そう思った私は冷えた足を引きずって 2階に上がり溜まった洗濯物を回した 合間に映画を観る こういう時は見慣れたものがいい 蛇にピアス なぜか定期的に観たくなる映画 主人公が抱えている虚無感に激しく共感し 自分を慰める 結局人は独りであることに安心し 空っぽのお腹に市販のピザを詰める こんなことを繰

        • 我ゲロをばらまき花咲爺さんになる

          つい先日、人生初の就職試験を受けた。 面接は嫌いだ。 当たり障りのない自己PRから始まり、 最後に偽善的な話をして終わった。 あれで私の何がわかるのだろう? とゆうか”私”はいらないのだ。 なるほど納得。 帰りはKFCをテイクアウトし車を飛ばして ブンブン走る。 標識や信号なんか糞喰らえだ。 家に到着だっさいグレーのジャケットに ボタンが3つくっついてる。3つもいる? ストッキングをビリビリ破りながら脱ぎ捨て 就活メイクの上から普段の私を上書きする。 さらさら自慢のストレ

          摩耗

          日常を維持する 上手に吐けない息 外灯に映し出された影 部屋の角の隅 または広い部屋の真ん中 床に散らばった髪の毛 目的のない行動 忘れてしまった思い出 ぐったりと横たわる孤独 あなたと私のあいだ 握りしめた手の中になにもないこと

          課題課題課題

          こう見ると課題という漢字はとても四角いことに気が付く。まさに鉄製の箱が毎日頭の上にバンバン落とされては、バゴーンバゴーンと跳ね返り、空間という空間のそこらじゅうに散らばって、にっちもさっちも行かない状態である。そもそも四角いものはなぜこうも取っ付きづらく冷たい印象なのであろう。四角いものはチョコレートだけで十分である。チョコレート万歳。糖分だけが私の荒んだ四角い世界の神様だ。今もこうして藁にもすがる思いで、ぎちぎちの四角い世界から抜け出そうとしていても、私はこれまた四角い薄っ

          朝、アラームをかけずに パッと目の覚める瞬間が好きだ。 それから自分の気の済むまで 布団の中でまどろんでいる時間はもっと好きだ。 目覚めた瞬間が、まだ日の昇る少し手前で、 薄い青色ががった静かな部屋の中だと もっともっと良い。 朝はどんな人にも平等に訪れる。 1人で迎える朝も 好きな人と迎える朝も 明日が来ないでほしいと願った朝も 死ぬほど待ち遠しかった朝も まるっとひっくるめて すべてを少しだけ透明にしてくれるような そんな朝が毎日きてくれるなら 私はまた少しずつ歩

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          ベランダにイスを出した。 ここ1ヶ月で急激に伸びた雑草たちが 周りに生い茂っている。 時たま、その強烈なまでの生命力に圧倒されて、 気が参る。 自然というものはシンプルだ。 与えられた環境で己の限界まで遺憾無く 土に根を張り、葉を伸ばし、花を咲かす。 シンプルで美しい。 しかし私は、この強く美しい雑草達を抜かなくては ならない。 でないと、私の愛猫が外を散歩するたびに、何かしらくっつけて帰ってきたり、夏場になると蚊がひどいし、放置すると近所の人たちに白い目で見られる。 それに

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          剥がれたネイル 黒染めの抜けた茶色い髪 曲がった背中 慢性的な目の下のクマ やらなければいけない課題 やりっぱなしの台所 たまった洗濯物 フローリングの埃 丸くなって寝ている愛猫 テーブルに乗っけている両脚 それでもくる今日という日 平和な散らかったリビングで誓う私 まず、風呂に入る。

          AM5:40

          コロナでの休校に加え、自粛ムードのなか 生活が完全にカオス化し、昼夜逆転。 やるとことといえば恋人とダラダラ過ごしたり、 煙草を吸ったり、ご飯を食べる。 明け方まで起きて、煙草を吸いにベランダへ出た。 なんの混じり気もない空気が頬に触れ、 煙草の煙と共に喉へ流れてくる。 冷たくて気持ちがいい。 空を見ると、日が出るまでもう少しだ。 いい塩梅にグラデーションがかっている。 澄んだ景色に吸い込まれるようにして見ていると、 一羽の鳥が日の光の方に飛んでいく。 たおやかに羽を広げ、さ

          雨の日の明け方は 世界が青く淡く静かに染まる。 実に、丁度良い速さで 無数の水滴が空から落ちては 地面や木や草に ぽたぽたと小気味良く跳ねる音は 心を穏やかに研ぎ澄ませてくれる。 いっそのこと なにもかも 青く透明に染まってしまえばいいのに そうすれば とっ散らかってしまった何かや どこかに置いて来てしまった何かが しかるべきところに 清潔に繊細に 純粋な心でしまえるのに。 なあんて思いながら すぐそこにある孤独に 一抹の喜びを感じて そ